| 命がけの奴らならどうとでもなるが,命を捨てて向かってくる奴らは手強い. |
| [高部正樹] |
| 傭兵の誇り |
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「どういうツテで自分のことを知ったのかは知りませんが,一年に二,三人ほど,自分のところに傭兵志願の若者がやってきます.
いつも自分は『命を粗末にするな』と言うのですが(笑),最初はみんな不満そうな顔をしている. そして,傭兵生活の現実を詳しく話してやると,表情がだんだん虚ろになってくる(笑) いつも,最後に, 『一回家に帰って,じっくり考えろ.それでも,どうしても傭兵になりたいんなら,もう一度来い』 と言って帰すのですが,今までで,二度目の連絡をくれたヤツはいません |
| [高部正樹] |
| 傭兵の誇り |
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はっきり言えるのは,みんな戦うことが好きだということだ.
でなければ,どんな理由があろうとも,戦場という極限状況下で長々と耐えてはいけない. |
| [高部正樹] |
| 傭兵の誇り |
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豊富な経験と技術の裏付けのある傭兵は,一般正規兵部隊よりは強い.
しかし,戦争という巨大な流れを変えたりするほどの力など,どうして保有し得ようか. 1993年頃だろうか,朝日新聞にデカデカと,「傭兵がボスニアの戦火を拡大する」といった見出しをつけた記事を見た.どこで何を見てきたのか,はたまたウィーン辺りの快適なホテルで適当に書いてしまったのかは知らないが,センスのないジョークかと笑ってしまった. 現地では当時,3つの勢力が入り乱れて戦っていた.そんな中で,たかが数百か数千の傭兵に,なにができるというのか.どうせ傭兵と言う言葉に惑わされ,勝手に,極悪だが超一流の精鋭部隊にされてしまったのだろう. 戦争の激しい流れに翻弄される一枚の木の葉,それが戦場での本当の傭兵の姿だった. |
| [高部正樹] |
| 傭兵の誇り |
| みんなが即,人を殺せる道具と技術を持ち合わせている人間の集団だけに,対人関係は大切にしなければならない. |
| [高部正樹] |
| 傭兵の誇り |
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大衆迎合の報道は、女子供を戦争の最大の被害者に仕立て上げる。弱者救済というテーマは見栄えがするし、大衆に受けがいいからだ。
しかし、それは真実ではない。戦争の主たる部分を担う兵士こそが、最大の被害者なのだ。 だが、マスコミはよほど軍隊が嫌いなのか、兵士については死ぬのが当然と捉えられ、どこで何人死んだぐらいの単なるデータ扱いをされる。口では人間は平等だと言いながら、確実に兵士の命の価値をワン・ランク下に見ているのだ。 兵士にも、死ねば悲しむ家族や友人は大勢いるし、死にたくない気持ちも女子供と何ら変わりはしないというのに。 兵士を差別するのなら、少なくとも目障りなそのヒューマニスト気取りはやめろと言いたい。 自分自身もまた、ヒステリックな感情に左右される立派な差別主義者なのだと認めるべきだろう。 |
| [高部正樹] |
| 傭兵の誇り |