武装SS戦場写真集

No.3315

君は、なしの木か、ぶなの木か、
しらかばの森か、それともきづたの葉なのか。
僕は君を探している、我が兄弟よ、僕はある物を探している、
神様が君を作り替えたものを。

君の魂は、どんな形を成しているのか。
それは生きているもの、それとも何かの物体なのか。
僕はそれを愛するだろう、ついにそれを見つけた時には。
それが石だとしても、僕はそれに親しみを覚える。

草の茎か、ライラックの花なのか。
僕は太陽に願う。
その陽光をもって、君を見事な黄金色に輝かせて欲しいと。
君だと思われるすべてのものを。

僕は哀れな小さなカブト虫に我が身を替える。
それは君の墓から出て、高みへとよじのぼる。
木の上に、それから砂地へとしがみつく。
そして歌を唱いながら空ゆく鳥に、祝福の十字を切る。

でも君がひとつの思念ならば、
現実世界の果てを越えてそれを求めよう。
そして、僕は君の中へ己を沈めてゆく。
神の御心の内に、僕らは再び会いまみえる。
 
[第五SS装甲師団『ヴィーキング』従軍記者]
武装SS戦場写真集
(独逸野朗氏)