ゼロの使い魔

No.4079

言うか言うまいか悩むがやはり話そう。
私はかつて、罪を犯した。
大きすぎる罪だ。
大きすぎて、どうしようもないほどの罪だ。
その罪を贖おうと思って研究に打ち込んできたが……。
最近、思うようになった事がある
それはだな、罪を贖うことはできないということだ。
どれほど、人の役に立とうと考えてそれを実行しても……、
私の罪は決して赦されることはない。決してない。

だからきみ、一つ約束してほしい。
いいか、これからきみは困難な事態に多々直面するだろう。
戦争に行くんだ、人の死にたくさんふれねばならんだろう。
だが……。
慣れるな。
人の“死”に慣れるな。
それを当たり前だと思うな。
思った瞬間、何かが壊れる。
わたしは、きみにわたしのようになってほしくはない。
だから重ねてお願い申し上げる。
戦に慣れるな。
殺し合いに慣れるな。
“死”に慣れるな。
 
[コルベール]
ゼロの使い魔 6<贖罪の炎赤石> 第8章 炎の贖罪
コルベールが才人に書いた手紙の一部です
↓ネタバレ反転↓
コルベールは元は、“炎蛇”の二つ名を持ち顔色を変えずに敵を
焼き殺す軍人でした。しかしある事件をきっかけに軍を抜け、もう
人を殺さないと決めたのです。


No.4078

やあ、使い魔くん 
なんだお前、覗いてたのかよ。趣味わりいな 
まったく、式をあげるなら呼んでくれよ。これでも神官なんだよ 
ちょうどいい、ルイズを頼む 
任せておいてくれ。無事にフネまで送り届けるよ 
ありがとう。じゃあな  
どこに行くんだい? 
逃げるんだよ 
方向が逆だな。そっちはアルビオン軍だよ 
そうか 
一つ聞きたいんだが 
なんだよ 
どうして行くんだ?はっきり言うが、きみは確実に死ぬよ。名誉のために死ぬ、
そんなのバカらしいんじゃなかったか? 
言っちまったからなあ 
何を? 
好きだって、言っちまった 
あっはっは!ぼくたちロマリア人のような男だね、きみは! 
いや、好きな女のためというよりは自分のためのような気がする 
よければその意味を教えてくれ 
ここで行かなかったら、好きって言ったその言葉が嘘になるような気がするんだよ。
自分の言葉が嘘になるのは許せない。自分の気持ちが、嘘になるのはたまらない
俺、おかしいこと言ってるか? 
きみは貴族ではないし、ぼくも貴族ではないが 
うん 
その考えかたはとっても貴族らしいと思うよ 
褒めてんのか?それ 



随分と不器用だねぇ。ガンダールヴ 
 
[平賀才人]
[ジュリオ・チェザーレ]
ゼロの使い魔 7<銀の降臨祭> 第九章 敗走
七万の軍を一人で足止めするように命令されたルイズを薬で
眠らせて自分が犠牲になろうとするルイズの使い魔才人と、
ジュリオの会話。

No.4077

なあデルフ 
なんだ? 
小さい頃の話していいか? 
いいぜ 
駅でさ、お婆さんが不良に絡まれてた。籠がぶつかったのなんだのって。
でも俺ガキだったから、助けるなんてできなくて見てただけだった。
俺が強かったら、なんて思ったよ。でも同時に、ほっとしたな。
強かったら、助けにいかなきゃならねえもんなあ。強くったって、
勝てるとはかぎらねえもんなあ 
そうだねえ 
そう。強くなっちまった。力を手に入れちまった。もう言い訳できない。
あのときは力がなかったから、間に入れなくても言い訳できた。
俺は弱いんだからしょうがないって。でももう、言い訳できない。
俺は今、"強い"からな。なにせあれだ。ガンダールヴだからよ 
うん 
でもなあ……、強さったって、外面だけだ。中身は俺、全然強くねえよな。
なんも変わってねえ。しょうがねえよな、ガンダールヴとか伝説の使い魔とか、
いきなりだもんよ。覚悟とかできねえもんよ。だからこういうの、
柄じゃねえんだよ。みんなの盾になるとかよ、ほんとはすっごくイヤなんだよ。
怖くて震えるよ。死にたくねえよちくしょう 
相棒はてんで義理がてえや 
そんな性分だな。損すぎる 

なあデルフ 
なんだね?  
俺、死ぬのか? 
たぶん 

まあなんだ、どうせならかっこつけな 
なんで 
もったいねえだろ 
 
[平賀才人]
[デルフリンガー]
ゼロの使い魔 7<銀の降臨祭> 第九章 敗走
味方の船が撤退する時間を稼ぐため、七万の軍を足止めする
才人と、その相棒デルフリンガーの会話。
この後、才人は何発もの魔法を受けて倒れるまでの間に、指揮官
クラスの重傷者十四人、各科兵隊の怪我二百十五の損害を
与えました。それにより兵たちは動揺し、進軍速度を丸一日
無駄にさせることに成功したのです。

No.4076

細い金色の髪の隙間から覗く尖った耳を見つめながら……、
才人の頭の中で感想の三文字がスパークする。
で け え
そう、これはいうならば……。
胸 革 命だ。
それはまさに……、胸のサイズの革命であった。
 
[平賀才人]
ゼロの使い魔 8<望郷の小夜曲> 第3章 金色の妖精
ティファニアの胸の大きさに対する才人の感想

No.4075

ど、どど、どこに行ってたのよッ! 
ちょ、ちょっとそこまで…… 
あんたってばわたしのガンダールヴなんだからねッ!どこにも行かないで 
ちゃんと守っててよ!ま、まもって…… 
うるせえよバカ 
誰がバカよ! 
いいから覚悟しとけ 
なによ! 
おやおや。ガンダールヴの登場ってわけ?随分と遅かったじゃないの。 
どこで油を売っていたの? 
ガンダールブじゃねえよ 
だったら、何者なんだい? 
ただの地球人だよ 
なんだ。せっかく仲間に会えると思ったのに……、残念だね 
ど、どういう意味よ! 
言ったとおり。俺は今、ガンダールヴじゃありません 
はぁ?どゆこと! 
ルーン、消えちゃいました。死にそこなったから 
ば、ばば、ばっかじゃないの!じゃあなんでゲートくぐってんのよ! 
うるせえ。俺はガンダールヴだから、お前を守ってたわけじゃねえ 
他にどんな理由があるっていうのよ! 
惚れたから守ってたんだよ! 
じゃ、じゃあ、とにかく……、もう一回コントラクト・サーヴァントを…… 
うまくいくとは限らねえし、どこにそんな時間があんだよ。 
お前は”虚無”を詠唱しとけ。時間は俺が稼ぐ 
何言ってんのよ!ガンダールヴじゃないあんたに、あれだけの 
ガーゴイル魔法人形の相手ができるわけが…… 
ガーゴイル? 
魔法人形よ 
そっか、人間じゃなくてよかった。目覚めがわりいからな 
いいから、命預けとけ 
 
[ルイズ]
[平賀才人]
[シェフィールド]
ゼロの使い魔 8<望郷の小夜曲> 第十章 剣士

No.3643

俺は元の世界に帰れねぇ。ここで暮らすしかねーんだろ。

だから何よ!?

寝るのは床でもいい。飯はまずくたっていい。しょうがねーから何だってしてやる。
でも!下げたくねー頭は!下げられねぇ!!
 
[平賀才人]
[ルイズ]
ゼロの使い魔 アニメ第二話「平民の使い魔」
平民を見下す貴族との決闘シーン。
趣味がインターネットという主人公なのに、急に熱血な展開に。
↓ネタバレ反転↓
基本はぬるい魔法学園モノですが、たまにある戦闘シーンはお約束な熱血モードに。
ちなみにこの後、主人公の「どんな武器でも達人並みに扱えるルーンの刻印」が作動して勝利。