幕末機関説 いろはにほへと

No.4759

戦か……。

全く、大層なこった。

北の方じゃ、酷い事になっているらしい。
いずれあの連中も向かうって、もっぱらの噂だ。

あーあ、やだやだ。ほんと侍なんかに生まれなくて良かったぜ……。

関係ねぇ。

ん?

戦になりゃ関係ねぇんだよ、侍も町人も。

んなこた判ってらぁ!
……だから俺っちは役者になったんじゃねぇか。

斬った張ったは板の上だけで十分。

全くですな……。
 
[恵比須の頭巾]
[不知火小僧]
[座頭]
[不知火&座頭]
[遊山赫乃丈]
幕末機関説 いろはにほへと 第11話 一座ふたたび仮櫓
戊辰戦争の真っ只中、出航の準備に追われる旧幕府艦隊の様子を眺めつつ交わした会話。
最後の部分、“板の上だけで十分”というのが特に重く感じられます。
(またたびすくらんぶる氏)