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キラ?どうした、こんな雨の中。
お姉ちゃんが、死んだの。 ・・・・・・そうか。 お姉ちゃんは優しくて、だからみんな大好きで・・・・それで、 大きな夢があって・・・・それで・・・ もういい、とりあえず中に上がれ。 そんなずぶ濡れじゃ風邪ひくぞ。 いつも祈ってた・・・・ 『私の夢が叶いますように』って・・・なのに、 キラ・・・ 神様は、それを叶えるどころかお姉ちゃんの未来を奪った。 ねえ慎太郎?そんな神様が今の私を見たら嗤うのかな、 『馬鹿みたいだ』って。 ・・・・ 神様って、酷いよね・・・ それは違うと思う。 え? 確かにお前の姉ちゃんが死ぬ運命をその神様が作ったとしたら、お前の姉ちゃんを殺したことと同じだろう。 だがそれはきっと仕方なかったことなんだ。 もしもお前の姉ちゃん一人を殺すことを躊躇ったのなら、きっと何万、何億もの人を殺すことなんてできないと思う。 そうしたなら、もうそいつは神様なんて呼べない。 だから、悲しんでもいられない。 そうやって何万の人を殺していくと、やがて悲しみを感じなくなる。 悲しみを感じないことは、何よりも悲しいことだと思う・・・ 慎太郎? だから、もしかすると・・・ 一番の被害者は、その『神様』かもしれない・・・ この少年のこの言葉を聞いた『神様の欠片』の一つ。 その存在が (やっと、決心がつきました。) 世界を大きく変えることとなる。 とりあえずウチに入れ、いまココア作ってやるから。 うん・・・ (さようなら、唯一の理解者。) |
| [間 慎太郎] [藍原 雪花] [神様の欠片(クオリア)] [ナレーション] |
| ある少年の日常と非常の狭間の物語 |
| (リアッカ氏) |