第12話
血に染まる海

 

 

ザフトは和平交渉の糸口として限定的な侵攻作戦「スピア・オブ・トワイライト」とやらを決行。
手元の兵力を切り裂いて衛星軌道から地球軍領地への侵攻を行う。
しかしこんな急進的に先端が開かれた状態で、敵地へ大規模進行できるほどの物資の備蓄があるなんてスゴイな…。
よっぽど普段から軍隊に金を回して防衛以外にも侵攻用の物資も貯蓄していたのだろう。。
そんな作戦は何故か地球軍の妨害にあわずに順調に進行。

 

 



そんなザフトが大気圏降下した場所は何故か海上。そこで地上側の兵力と一緒になって地球軍を攻撃。
敵の弱点をつくのが必要な降下作戦なのに何故か敵のど真ん中、しかも真昼間。責任者を首にすべきです。
襲われた方も襲われた方で、突然の事に慌てて迎撃の準備を。そりゃ慌てますよね、宇宙からまったく情報がこなかったんですから。
普通これだけザフトが大規模な行動にでたら気づきますよね?そして地上に連絡入れますよね?
そんなで周囲はあっという間にMSと弾幕が混在する戦場に。
近接防御火器がとどく範囲で戦ってますから、おそらく距離的には2キロ以内の至近距離で闘ってます。
地球軍にもザフト軍にもミサイル迎撃や対艦ミサイルの使用という選択肢はないようです。
第二次大戦のような接近しての直接攻撃しかしたくないようです。
貴方たち…MLRSって知ってますか?もしくはハープーンとか。

 

 

一方のミネルバも戦闘からは無縁でいられません。出航した先には待ち伏せの地球艦隊が。その数20隻以上。
それを見た艦長はビックリしてましたが、いや、それを見越して出発を決めたんでしょうに。今更驚くなよ。

 

 

前門の虎、後門の狼。ミネルバの後方には領海侵入を阻止するためのオーブ艦隊が布陣。
キラ2Pや艦長はかなりのお怒りのご様子。ですがそんなあなた達にこの言葉を送りましょう。

政治に正誤は存在するが、善悪は存在しない。現実の要求より道徳が上位にたつことなど、あってはならない。
出典・佐藤大輔著・信長新記1・本能寺炎上より

カガリ様に聞かせてあげたいですね、この台詞。他にもアークエンジェルのテロリストとかにも。
この場合は地球側に貸しと連帯を作るためにミネルバを売るのは至極当然の行為。
むしろそれを予測できなかったミネルバクルーの方に問題があったといっても差し支えない。
さて、この台詞をカガリ様の脊椎のみで構成された頭脳にも理解できるようにこの方にも出演してもらいましょう。

ありがとうございましたアンデルセン神父。

 

 

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アホだ!こいつら本物のアホだ!!正真正銘のドアホ連中だ!!
空母からMSが発進してるよ!しかも飛行バックパックつけた特殊仕様のMSを!!
あんた達MSに飛行ユニット付けたところでスピードがどれだけでるかわかりますか!?
あんな航空力学を無視した空気抵抗の塊のような設計、しかもバーニアで強引に飛ぶ技術的芸術性の欠片もない設計思想。
素直に航空機使えよ!!!ドアホ!もしくはチョッパーとか!
MSにどれだけ飛行ユニット付けようが音速は超えないだろう(インパルスが飛行してもソニックブームが発生してませんから確実)!
陸戦兵器であるMSが飛行できる事には十分以上に意義があります。第二世代装甲歩行兵器HIGH−MACSが成功した点もそこです。
地上兵器に飛行機能をつける事によって攻撃に幅ができ、高い機動性と攻撃力と防御力を実現した。
さらには航空機から装甲車両の降下作戦も可能にしています。(降下戦車は存在しますが、戦力的に使いにくい代物です)
しかしどれだけ陸上兵器に飛行能力を与えようがそれは暫定的なモノでしかない。そもそも構造が違いすぎ、限界がある。
例として挙げると、マクダネル・ダグラス・三菱12式装甲歩行戦闘車が飛行した時の最高速度は時速298キロ。しかも飛行時間も限られています。
時速298キロは地上兵器からすれば脅威ですが、対空ミサイルの的としては止まっているのと同じ速度。
そもそも地上兵器の役割は土地を押さえる事、そして航空兵力が戦力として絶対的な要素にならない事は軍事上の常識です。
でなければ戦車が絶滅してヘリが主力になってます。空を飛ぶものには数多くの制約が存在、陸とは運用方が異なりすぎます。
しかし今回の戦闘ではMSを海上で航空兵力として運用しています。
本来土地を押さえる事が任務の地上兵器に航空兵器としての役割を与える。
あんな鈍足でのたのたと空中を飛ぶMSなんかは音速を超える航空機にとっては座り込んだカモ。
おそらく現行の戦闘機でも電子戦にさえ対応させれば地球軍のMSを撃破する事は可能です。それどころか一方的な戦闘になるだろう。
断言してもいいですが地球軍の上層部はドアホ揃いです。

なおマクダネル・ダグラス・三菱12式装甲歩行戦闘車のデータはコチラのサイトを参考にさせて頂きました。

 

 

そんな敵を迎撃する方法はインパルスの特攻。ザク2機はミネルバ艦上で迎撃任務です。
ザク2機を艦上に載せたのは敵に包囲されない為の策でしょうが、インパルスは…死んでこいってことですか?
まあインパルスは落ちろカトンボとぼろぼろインチキ航空兵器を落としていきますが。
しかしさっきドアホと言った地球軍の上層部ですが、下っ端もアホです。
いきなり艦砲の射程範囲に入って艦を何艦も沈められています。だから対艦ミサイルって知ってますか?
どうして対艦巨砲主義から航空戦力絶対主義に代わったか理解できてますか?
しかも余裕の表情で「なかなかやる」とかのたまってます。まず自分の首の心配すべきです。帰ったら閑職に回される事間違いないだろう。

 

 

CIWS(近接防御火器)で迫ってくるミサイルやMSを迎撃するミネルバ。
ミネルバは迎撃ミサイルを積まずにすべての迎撃をCIWSに頼っているようです。
CIWS射程距離はせいぜい2,3キロ。迎撃できる時間はほんの数秒間。まさに最後の防御方法、それまでに他の方法で迎撃するのが本筋です。
この距離では音速で突っ込んでくるミサイルや鈍足とはいえそれなりの速度のMSを近距離で迎撃すると…

こんな感じで残骸が艦に突っ込んできます。CIWSをあまり過信しない方がいいですよ。

 

それとルナマリアさん、あなたビームライフルで迎撃していますが対空砲の命中率をご存知ですか?
悪い事言いませんからもっと弾幕貼れる火器か、近接信管をつけた大口径破片式弾頭を装てんした砲を使った方がいいですよ。
MSを破片で落すのは難しいでしょうが、羽を潰せば海上に落ちるしかないですから有効です。
12式装甲歩行戦車改でも対第二世代装甲歩行兵器に榴弾を使用して翼を破壊する戦法を取っている。。

 

 

アンバランスな兵力のせいで一向にミネルバを落せない地球軍はいよいよ切り札を出してきます。
陸戦型ザクレロ「ザムザザー」。辞書でGORSTさんがモビル・アーマーは蟹型が多いと言ってられますが、見事な蟹型です。
こんな阿呆な兵器が大活躍するなんて……。このザムザザーのどこが悪いかと言えば…

1・機体が大きすぎる。

このMAは機体が大きすぎます。しかもそのでかい機体をバーニアで強引に浮かして移動しています。
このような方式では殆どスピードがでません。しかも機体を支えるために大出力バーニアを複数装備しているので燃費が最悪です。
もちろんスピードも最悪、運動性もMSに遠く及ばない性能しかないでしょう。出て行ったら小回りの効くMSの的になるだけです。
素直に羽を付ければまだマトモな機動性を手に入れたでしょうが、それでは空母で運用する事は不可能。
だいたい羽が付いた機体ならコンナアホな機体に頼らずとも現行機でもっと良いのがあります。
こうやって無理して大型機を空母に積むなら対艦攻撃として使用するのが正しい使い方です。しかし対艦攻撃はミサイルで十分。
馬鹿でかい図体は邪魔です。空母から地上施設を攻撃にするにも面制圧兵器も精密攻撃兵器も一切ないので不可能。
そもそもでかい機体が強いなら、ブラックバードやヴァルキリーが最強の航空機になりますよ。しかし実際は攻撃に使用されるのは小型機です。
機体の大型化のメリットはペイロードの増加と航続距離の延長にあります。
しかしザムザザーはあのような構造にしたせいで航続距離は短い、さらに対艦攻撃をするための武装がほぼ皆無。
ビーム砲は複数ついているが、一点に集中されていないので効率が悪い。よってくるMSを迎撃するためなら小さな砲を複数つけるのが普通です。
機体を大型にするなら爆弾やミサイルを大量に積んで、遠距離の戦略拠点を攻撃するのが任務のはずです。
しかしザムザザーは機体下部にバーニアが付いているのでミサイルも爆弾も大量には搭載不可能。
内蔵にすると搭載できる量が減りますし、構造的に弱くなります。そもそも排気煙を逃せない…。
機体の性能と装備がまるでチグハグなんですよ、このMAは。
普通なら迎撃用の小火器を複数装備、さらに対艦用の大口径ビームか対艦ミサイルを積むのが妥当でしょう。
対MSと使用するなら……悲しい結果になります。あきらめましょう。

2・防御力が皆無

ザムザザーには大型化した事によって増したペイロードによって陽電子砲リフレクターを装備しています。
しかしこのリフレクター

たしかに防御力はあります。陽電子砲を弾いたのですから。

(しかしこんな陽電子を大気中でぶっ放したんだ…陽電子が大気中の分子と衝突して放射能が発生…オーブは全滅だな
よかったなキラ2P、君が滅ぼさなくてもオーブは滅んだよ。しかも非常に苦しむ滅び方で。
艦長…売られたからってあんたの方がやってる事えげつないですよ…)

このバリア、防御面が機体上面のみなんですよ。防御するためには防御体制を取らないといけないんですが…実弾撃たれたらどうするんだ。
もしくは近くにインターセプターがいたらマトになるだけですよ。
さらに対艦攻撃をするための武器がへっぽこ。ビーム砲は可動式で一応下に向けて撃てますが、これだとリフレクターが役に立たない。
しかもバーニアがアレだけ付いていると、一発被弾しただけで爆発炎上。航空機にロケットエンジンを積むのは危険ですよ。
自動消化装置をつけても消火する以前に爆発するのですから。そもそも液体ロケットの扱うさいの慎重さをしってますか?

 

3・武装がヘッポコ

ザムザザーの武装には先ほども述べたとおり可動式のビーム砲が4門(大型機としては少ない)
可動式の砲、しかも迎撃側が使用する砲の命中率は非常に低いです。囲まれたらそこで終了。しかも対艦には不適。
そして何より問題なのが……

このツメ……何でしょうこの赤いの。ガンダムファイトでもするつもりなでしょうか?
このツメ使用するとしたらどうすればいいと思います。
MSに対して使用するなら、鈍足なので後方から接触しての使用は不可能。正面か、上下方からの一撃離脱による攻撃でしょうか…。
しかし一撃離脱をするには機体が大きすぎる、正面から接触すると……相対速度がありすぎてつかめません。だいたい敵が避けます。
もし接触したとしても衝撃でツメがもげる可能性が………。
対艦攻撃に使用するにも、ツメで攻撃するにはある程度速度を落として接触する必要がでる。当然マトになります。
接触しても、ヘタに攻撃すれば自分も巻き添えを食います。自爆テロしたいなら話は別ですが…。アークエンジェル向けだな…この機体。
まあそれ以前に近づけないでしょうが。

 

……ザムザザーについてこれだけ書いてる俺って…他のサイトでのこの蟹の扱いはどうなんだろう?

 

 

オーブ領海内に進入したミネルバ。当然オーブ艦隊も黙っていずに艦砲射撃で威嚇します。
ただし指令の判断で当てはしませんでしたが。
指令曰く、地球の恩人たるミネルバを攻撃する事はできないと。
こいつ言ってることは一見カッコいいですが、軍人としては最悪です。
軍人にとっての敵、それは政治家が定める物です。
軍人とは番犬にすぎず、その鎖を自分で解く事は出来ない。
もし自分の意志で敵を定めるなら、それはすでに国家の軍事ではなく武装した一個人にすぎません。
そして自分の意志で敵を定めたいのなら、政治家になるか、軍服を脱いで個人として戦わねばならない。
指令は軍人になったのが誤りだったのです。だいたいアンタ、軍服を着ていられるのだってオーブを征服した地球側の政治判断の恩恵だろうに。
独善的な軍人がクーデターを起こした例はいくらでもありますが、オーブが軍事独裁国家になるのは時間の問題かもしれません。
いや…こんな感情で動く奴が大事を成せないだろうな。本当に反感を抱いているならもっと上手いやり方があるからな。

 

 

当然、脊椎女(今後カガリ様はこれで統一!)がこのような事態を黙っているわけもなく色々と吼えます。
しかしここでモミアゲがこう言い放ちます。

「国はあなたのオモチャではない!いいかげん感情でものを言うのはやめなさい!」

……ああ……モミアゲ…あなたはガンダム種死でもっとも輝いている漢だよ。
誰もが思っていても言わなかった事をついに言ってくれた!まさに種死の名言!
今後モミアゲを漢して扱う事を約束します。モミアゲがモミアゲであればですが…。

 

 

脊椎女がそんなやり取りをしている間にボケッとしていたキラ2Pが蟹のハサミに捕獲。
フェイズシフト装甲も電力が切れてダウン。足をもがれて海面に落下。

 

 

ここで妹殺されたシスコンが本領を発揮。
人間を辞めました。

 

 

謎の光線を受けてバッテリーを回復。しかも一瞬で。これだったら光るキノコを食べてバッテリーが回復した方がまだ説得力があります。
必死で有線と容量のすくないバッテリーで闘ってきた、汎用人型決戦兵器のパイロット達が激怒しそうな展開です。
しかもあのビーム、受けてる間は無防備で的になりそうです。素直に着艦して充電した方がよっぽど安全。
一体どのような状況で使う事を想定した装備なんでしょう?
試作品を取りあえず搭載して、実戦データを取るのが目的なのか…それでも運用法をある程度確立してないと。

 

 

種において主役は切れると強くなる。ほんの数秒で蟹を撃破。
慣性を無視して何故か進行方向とは反対側に墜落する憐れなザムザザーであった。デスマスクと同様に蟹は悲惨な運命が待っているんだな…。
途中で足の空中換装とかありましたがなかったことにします。
なんで足のパーツが二個あったかも突っ込みません。
予備パーツ?でもそれって共食い整備っていうんじゃないでしょうか?
素直に2機組立てて使うのが本道でしょう…。
だいたい足が壊れたら後方の工場に後送されるっつーの。

 

 


さらに調子に乗って地球艦隊を攻撃するキラ2P。
迎撃側は何故かミサイルも撃たずにCIWSのみで反撃。しかしフェイズシフト装甲に阻まれて……
CIWSの発射速度は毎分3000発以上。この速度で撃たれたら…しかも不安定な人型兵器が撃たれたら…海に突き落とされますよ。
それに間接部や吸気口に弾が入ったら絶対にダメージくらいますって。フェイスシフト装甲ってすごいよ!!理屈を超越している!
しかし艦も簡単に火を噴くな…。可燃物に引火したんでしょうが…ミサイルに信管をつけていたのでしょうか?
それと前から思っていたのですが、ソードインパルスの剣は使いにくそうですね。
あれは対艦刀とありますが、艦を相手にするには射程が短い。それに連結させると振り回した時に自分を切り裂きそう。
個人的にはあのように両端に刃がついている剣なら、ゼクス先生のティタンブレード改を勧めたいと思います。

 

折り畳み時1.6メートル
伸長時6.25メートル
ティタンブレード改

ソードインパルスの剣は対艦攻撃をするには短すぎます。
あの長さだと艦に取り付く必要があります。しかしその為に相対速度を落したら防御火器のマトになります。
しかしティタンブレード改のような構造だと(MS用に10倍の大きさにすると)近づかないでも、高速度ですれ違った時に切り込めます。
たしか前作でミーティアがロングサーベルで同じ事をしていたはずです。
MS相手には使いにくいですが、MSようにはそれ専用のビームサーベルがあるので問題なし。
まあ、そもそも…ライフルがあるのに剣で斬りかかる必要がないと言えばそれまでですが。

なんやかんやでキラ2Pの優遇された主人公パワーにより撤退していきました。

 

最後は恩知らずにもアスランがザフトに帰化したところで終了。ディアッカといい恥知らず揃いだな。オーブもいい面の皮です。
しかしこれでアスランはザフトの軍法に縛られる事になります。たとえ本人がどのように思っていようともそれは事実です。
議長はその気になればアスランを処断する事だってできるわけです。本当にそれでよかったのか…アスラン?
だいたいフェイス(こんなスキル10もいらん!5で勘弁してくれ!ペコ修練が5まで取れない!!)ですか?
地位を与えられれば与えら得るほど、ザフトとの既成事実が増えていくんですよね…。
しかもさっそくミネルバに行けと命令されていますし。もう一度聞くが、本当にそれでよかったのかアスラン?
偽ラクスの嫌な微笑みも気になるところです。