昨日(2005年9月5日)に小学館から発売した山田玲司の対談マンガ「絶望に効く薬」の5巻に富野監督の回があったので、せっかくだから一部を抜粋しました。
別に深い意味はありません。ありませんよ。じゃあ本編行きますか。
前回に会談をしたキラとアスラン。
ここでアスランは、テロリストに対して国へ帰れ、政治的に何とかしろ。自分達のやっている事が何だと思っているんだ?と言います。これは正論です。少なくともオーブに帰れば外交的に物事を処理できます。
しかしキラといえばアスランの言う事はわかるが、僕は自分以外の誰も信用できない。僕が間違っていると思うから周囲は全部間違っている。だからオーブには帰らない。とりあえずやりたい事をやる。そんな感じです。
結局キラは大して情報を集める手段もないくせに、全ての物事を自分にとって都合のいい事にしかとらない。都合の悪い情報は信じない。そんな奴です。信じたいことしか信じないのは、現実の世界では破滅への第一歩です。しかも逆らう奴は力で排除します。今回も友人であるアスランを恫喝しています。
そんな奴に正論を言っても通じるわけがありません。マトモな奴ほど(アスランがマトモとは思えませんが、キラよりはマシです)バカを見るのがこの世界の掟のようです。
このようなキラの精神状態に対して一枚の診断書を貰っていますので、公開させてもらいます。
≪作戦進言案27 勇者に至る病≫
「僕に撃たせないでよ」
キラは、相変わらずこう言うキャラだったのですね、議長。
「サイが敵うわけないだろ?」と同じニュアンスに聞こえます。
どうやら彼は、自分の判断が一番正しいと思い込みすぎ、周りを不快にさせてしまう病気にかかっているようですね。
──勇者様症候群。
それはそんな風に呼ばれています。
この病は、ネットゲームの世界で派生したと言われています。
強いスキルを覚えているから。
ユニークアイテムで装備を固めているから。
レベルが200を突破したから。
などの理由から、自分が強くなったと錯覚して、この世界(ゲーム世界)では何でもしていいんだ! という論理に思考が満たされてしまうのです。
それを死種に当てはめると、キラのフリーダムという凶悪機体しかりですね。
そして厄介なのが、ゲームのマナーを無視し、人が不快に思う行為をしているのにもかかわらず、「ハア? お前が横邪魔だよ! 厨ウゼwwww」みたいな発言を垂れ流しているプレイヤーです。
彼らは学びません。例えそのネットゲームが無料だったとしても、常識というモノが求められていることに。
これはキラやカガリ様が政治や戦争に関しては全くの無知であり、“無意味に騒ぎ立てる痛い行動”ばかりをしているのに当てはまります。
さらに痛いのが、ギルドというモノに所属することです。
ギルドの威光から、まるで自分が偉くなったかのように高圧的に振る舞いだし、結果として同じ穴のムジナが集まり、常識知らずの最悪のメンバーが揃った、傍から一般会話のフキダシを見ていると、とても痛々しく思えるギルドを作成してしまうことです。
種死的にはアークエンジェルですね。
そして、致命的に最低なのが、ゲーム会社自体が黒い場合です。
悪質なプレイヤーの取り締まりをしない。
ゲームのバグのアップデートをしない。
強すぎる職業の修正をしない。
マクロなどのチート行為の規制をしない。
そもそもゲームの使用の問題を改善しない。
などなど、管理とは名ばかりの会社のことです。
人気タイトルの名声で儲けることしか頭にないのでしょうか?
これはガンダムというタイトルにすがっている夫妻と変わらないかもしれません。
ちなみに、黒いゲーム会社の問題が一番、勇者様症候群を生み出しやすいのです。子は親に似ると言いますね。
議長! 早急にこのレベル4とも判断できる深刻な病の対策を具申いたします。
──それはそうと議長!
新オープニングで、シンとルナマリアがカップリングされているのには驚きました。
アスラン包囲網はどうしたのでしょうか?
やはり、夫妻が西川ハイネのようにめんどくさくなって捨ててしまったと言うことでしょうか?
案外、「やっぱ、アスランにはカガリだよね〜〜」みたいな同人誌作りの打ち合わせの現場の感じなのかも知れませんネ。
…………しかし、この展開でいくと、ルナマリアかステラのどちらかが殺されてしまいそうですね!!
『強化人間は殺されてしまう』という死亡フラグがありますし、私の予想ではこうです。
黒幕にステラを殺されてしまい、シンは自暴自棄になってしまう。
そんな時、ルナマリアが「もぉ、元気出しなさいよ」と、傍に寄った瞬間、シンは“種割れ”してしまい…………。
みたいな感じでしょうか?
ちなみに、もしルナマリアが死ぬパターンだと、私は作戦進言案を書く意欲を失い、イザークママをさらってザフトから逃亡するかもしれません。
議長、ルナマリアだけは夫妻の惰性で殺されなければいいですよね。
ザフト軍総参謀
萌えディネイター研究所所長 李 荒宗

ともかく交渉は決裂して(まあキラ相手にはユウゴ・ベップでも交渉は不可能でしょう)アスランは去っていきました。
しかし彼はこの場所までセイバーで来ています。こんな物で来たら自分がココにいると宣伝しているようなものです。
アスランは自分が会っている相手の事を考えれば車で来るべきだったのでは?
しかも重量70トンのセイバーが離陸する衝撃波は大きいです。スペースシャトルの打ち上げでは衝撃波で窓が割れたりする事もあるそうです。これを利用すれば、上手くいけばキラ一味を殲滅できたかもしれませんね。
前回で発見された連邦の施設。そこに何故か専門的知識もないのに派遣されたロンゲと2P。
貴重なパイロットをどうしてこのような任務に就かせたのか?今敵が攻めてきたらどうする気なのか?
本当にザフトは以下略。
 
しかも問題が起こったとたんに専門チームが派遣されています。
だったら最初からこいつらを連れて行けばよかったでしょうに。しかしこの状況でも指揮はミネルバが…。実戦部隊が何でもやるのか?
ミネルバ艦長の階級は常識的に考えればせいぜい中佐もしくは大佐です。そしてこれだけの大規模な調査班を派遣してきているのですから、周囲にはザフトの基地があるはずです。当然そこには高級仕官もいるでしょう。そもそもミネルバにとって地上は管轄外のはず。絶対に現地から全ての人員を派遣するのはスジのはず。でもミネルバが…。
 
さらに問題が。バイオハザードの可能性すらあるロンゲとキラ2Pが医務室に押し込まれていました。しかも何の防護もなしに。
この二人は謎の施設に行ってきた、しかもロンゲは謎の発作を起こしています。つまり何らかの生物兵器に感染した可能性も。
極論すればロンゲと2Pがソンビ化して「かゆ…うま」と叫びながら暴れる可能性すらあるのに、隔離すらされていません。
おそらくミネルバがバイオハザードで全滅するのは時間の問題でしょう。
バイオハザードといえば、ミネルバクルーはきちんと予防接種を受けているのでしょうか?
ミネルバは世界各地を飛び回っています。その各地にはそれぞれの風土病が存在します。ただでさえコロニー暮らしのコーディネーターは抵抗力が弱そうです。
仮に抵抗力があっても、人間は基本的に未知の病気には弱いです。その為には色々と対策や予防接種が必要です。
歴史的に見れば、パナマ運河建設の際に大量の病死者が出ています。それを教訓に第二次世界大戦の米軍は南方の風土病に対して予め医療体制を整え、予防接種も行っています。
しかし土地の事を何も調べていなかった日本軍は病気によって戦力の大半を失っています。
どうもザフトは防疫に対して関心が薄そうですから、おそらく時間と共に戦力が減っていく事でしょう。
 
その頃オーブ派遣艦隊では破損したMSの修理に大忙しです。
コレを見ても分かるとおり、航空戦力は非常に消耗が激しいです。それなのにロクに本国から補給が受け取れない場所へ派遣されたオーブが哀れです。
もちろん同盟国から物資の補給は受けられるでしょう。しかしもしオーブ軍がMSの補給を受けようとしたら本国から運ぶしかありません(同盟国からの供給では機種が異なり、整備・運用などが自国の空母では使用が困難。しかも機種転換訓練が必要。)。
しかし補給は海路…喜望峰周りで受け取るしかない。その過程には敵の潜水艦や機雷が待っている事でしょう。大勢の護衛を引き連れての大規模な輸送。戦争が如何に金が掛かるかがわかるでしょう。
  
 
調査の結果、施設破棄の混乱にまぎれ叛乱にあって自爆に失敗したのが原因のようです。しかしコレがまたよくわからない。自爆しようとしたら、まず普通は人員の撤退をします。
研究員にしても、被験体にしても金が掛かった貴重な存在です。それを巻き込んでの自爆など考えられません。今までのザフトとの戦局を考えればこの手の施設は後方に移されていてしかるべきです。
それなのに何故か叛乱が勃発。これはまあ上の混乱が被験体に伝わり、不満があった下が叛乱を起こした…のでしょうか?
なにが起きたかは正確にはわかりませんが、どれだけ管理体制がいい加減だったかだけは知る事ができます。
しかし通路にまで展示品を置くのはどうかと。普通は実験室におきます。
オフィスに棺おけを置いている葬儀屋なんて存在しないでしょう…常識的に考えて。…常識、種死の前では虚しい言葉だ。
 
その極みがコレ。おそらくは事務をする場所にまで脳みその展示。これはもう所長かなにかの趣味だとしか思えません。
なんでこう種死にはワザとらしい演出が多いのでしょうか?さり気無い演出で視聴者を納得させる事ができないからでしょうが…。
しかしPCにデータが残っているのは不手際の極みですね。普通は自爆する時には真っ先処理されるべきものであるはずなのに。
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