種死28
残る命散る命

 

 

 

前回自己鍛造弾でミネルバの紙装甲を破壊する事に成功したオーブ軍。今度はMSによる攻撃に切り替えます。
ミサイルがあるのにわざわざ近接火器の射程内にまで入ってから攻撃してくれます。
…オーブのパイロットはここを第二次世界大戦の艦隊戦と勘違いでもしているのでしょうか?
何故か速度が落ちる上に被弾率が高くなるMS形態で突っ込んでるアホもいましたし…。

 

それ以前の問題として、せっかく有効な自己鍛造弾を継続して使用しないのは何故だ…。
そもそも軍艦ってのは表面を少し傷つければいいてもんじゃありません。
一番いいのはもちろん撃沈する事。
そうでないとしたら…まずは出来るだけ浸水させるか機関を傷つけるかして脚を止める事。
そして有効な火器を全て使用不能にすること。これだけやれば無力化できます。
しかし先の自己鍛造弾は表面に傷は付けたものの、対空火器も主砲もほぼ健在。脚も鈍っていません。
つまりこれでは自己鍛造弾で与えたダメージはなかったに等しいといえます。
せめて対空火器を半数でも潰せればMS隊がスムーズに攻撃できたのですが。それにミサイルも当たりやすくなります。
本当に…オーブは一応実戦を経験した部隊なのに練度…とうか状況判断が最低ですね。

 

依然健在な対空火器。
これを破壊するまで砲撃を続行するべきだった。

 

その最低なオーブ軍は連合軍の艦隊と挟撃する事が目的だったようです。
陸地を利用して上手く挟撃してますが…空を飛べるのに意味あるのかいな。

 

このような状況では飛んでくるMSばかりを迎撃していても殆ど意味がありません。
兵力では圧倒的に相手が上回っていますから、どうやっても撤退する必要があります。
となればせめて相手を混乱させる必要があります。
せっかく火力の高いインパルスをただ迎撃に当てているだけです。

 

一方のアスランもただ迎撃するのみ。こいつらにチームプレイは存在しません。
もしもここで機動力の高いアスランがインパルスの護衛、2Pが艦隊攻撃していたとしたら。
アスランは攻機動力を活かして迎撃、そして2Pが火力で敵艦を撃破。
ミネルバにはザク2機がいるから十分…とは言えませんが、どちらにしても4機でも話になりませんから。
そして上手い具合に旗艦を撃沈、それでなくても司令部を破壊できれば混乱を作り出せます。
そうすればミネルバが包囲網を突破できる可能性も高まった事でしょう。
せめて指揮権を持っているアスランがそれくらいの事をできれば問題なかったのですが。
アスランにしても2Pにしてもパイロットしての技量は最高レベルですが、指揮官としては最低です。

 

戦闘には直接関係ありませんが、アビスのパイロットがステラのお仲間だとしってイラついてました。
こいつらにはコクピットの奥を覗くニュータイプ能力でもあるのか?
まさか戦闘中に敵に無線周波数を合わせるわけがないだろうし。

 

どう考えても多すぎる直掩機。とっとと攻撃にだせよ!

 

MSは連合に任せて我々はミネルバを叩くぞ!!

 

……………

 

そういう事は出撃前に決めておきましょう。
そして一回攻撃に失敗したらさっさと母艦に帰りなさい。
普通一回で全弾撃ちつくすでしょ…。
普通は発進前に任務を決めておくものでしょう。

 

なお今回の戦法について御意見をもらっているのでここで発表。

 

≪作戦進言案29 太平洋死種戦争勃発 〜目覚める赤〜≫
ルナマリアぁっ!!!!

議長! もうルナマリアの安否だけが気になります。
当研究所においては、『戦争なんてくだらねぇ! 萌える女の子を出せ!!』という結論しか出せないのですよ。

あんな古典的な戦闘が勃発してますしね。

なんですか!? あの二流SF空想戦記で見かけるような『太平洋戦争もどき』は!
哨戒機を飛ばしているというのに、なぜか普通に目視できるような距離で戦闘してますよ! 時代が太平洋戦争時のように、レーダーの索敵距離が短かいために、索敵機によって敵艦を発見させる……というのなら分かりますが。バリバリレーダーで捕らえてますよね……。

そして、あまつさえ主砲に頼り切った大艦巨砲主義的戦術とムラサメによる神風攻撃。
まあ、なぜかビーム攻撃やミサイルを物ともしないミネルバの超装甲を貫通する八式弾なる超兵器で攻撃する分には、論理的に意味があることなので目をつぶりますが。

それでも、後半、なぜか巡洋艦まで神風攻撃というのは、理解不能です。
なぜ、艦砲が届くギリギリの射程ラインに留まらないのでしょうか?
大人しく遠距離からの艦砲射撃に勤めるか(それでも命中率が悪すぎる! ほぼ静止したほうな速度の敵艦に、複数隻の巡洋艦の一斉正射の命中率が10パーセントを切るというのは異常。前時代のドレットノート艦を使ったほうがマシ。)、肝心の主戦力の空母を護れよ!! という感じですね。後半、インパルスに空母が全滅させられていましたし!!
あの指揮官は馬鹿なのでしょうね。あまりにも戦術が意味不明すぎた。責任とって自殺するのは当たり前ですね。傍から見ても死にたくなります。

ムラサメの神風攻撃も酷いです。ミサイル装備してるのだから、ファランクスの届かない中距離から物量を以ってして360度から狙えば、確実にダメージを与えられるでしょう。ビームしか効かない! とかいう設定を持ち出す気なら、『ビームサーベルを弾頭にしたミサイル』でも使え! と敵指揮官に言いたいです。

私は、モビルスーツが敵艦に取りつく意味はないと考えています。
それは、モビルスーツが相手陣地の速やかなる制圧が主目的だと考えているからです。汎用性を持つのは、敵陣地で様々な活動──破壊工作、軍設備建設、治安維持、輸送──などを行わせるために、精密なマニュピレーターや、悪地形をものともしないバランサーを持つ二足があるのだと。装甲が戦車よりも弱そうなのは、装甲の形や表面積上しかたなく、初めからモビルスーツは正面から撃ち合うようにできていないのです。

それなのにも関わらず、ムラサメは接敵してミサイル発射か、ビームライフルを至近距離で撃つという愚行を犯しています。ファランクスによって弱装甲を撒き散らされるという愚行を。
正面から撃ち合ってよいのは、フェイズシフト装甲やミラージュコロイドによるIフィールドもどきを装備した機体だけです。
はっきり言うと、主兵装でミネルバにダメージを与えることができない(ミサイルもビームライフルも射程距離が短いからなのか? だから突っ込むのか?)ので、ムラサメを攻撃機として使う意義がありません。

そりゃあ、わらわらいるムラサメ全機に爆薬を持たせて神風攻撃をさせるというなら、話は別ですがね。
ですが、それをやると軍がつぶれます! 戦争だって、限られた予算を使ってやりくりしているのです。なにが悲しくて、一機数億円もしそうな機体に神風させなければならないのか!

なので、私なりにこの太平洋死種戦争での正しい戦術を考えてみました。
唯一、ミネルバにダメージを与えることができる八式弾の艦砲をできる巡洋艦を、空母より出撃させたムラサメ全機に護衛させるのです。普通、巡洋艦とかが空母を護るのですが、それと逆です。理由は、ムラサメの神風攻撃による消費が多すぎるからです。
この戦術によって、ミネルバに着実にダメージを与えつつ、巡洋艦や空母の損害を防ぐことができるのです。ひいては、モビルスーツ部隊に明確な作戦統一ができ、連合などの大モビルスーツ部隊の悪癖……集団行動をせず、自分勝手に散発的な攻撃を繰り返し、各個撃破されてしまう……という失敗を無くすことができるのです。

──自殺した指揮官に一言。

既存の弱戦力でも、十分戦えるではないか!
格好をつける方法を考える暇があったら、使える戦術を考えろ!! 自分の無能により無駄な犠牲者を出す指揮官が格好良いわけはないのだ!

議長! ザフトも格好つけるだけの指揮官はリストラすることを進言します。
 

議長! なんとなく分かったのですが、夫妻はこの太平洋死種戦争に、世界の国を当てはめているのではないでしょうか?

●オーブ ── 日本   (首脳陣が使えない。そもそも日本語が公用語だし。)

●ザフト ── アメリカ (テロ(ユニウス7への核攻撃)するような国家には戦争。)

●大西洋連合 ── 国連 (役立たず。)

こんな風に夫妻は風刺しているのかもしれませんね。
となると、キラたちはどうなるのでしょうか?

………………

……………

…………

……

は!

分かりました! ぴったりの国があります。

北ですよ! 北! あの赤です。
 

キラ・ヤマトは危険人物だ!!
 

ザフト軍総参謀
萌えディネイター研究所所長   李 荒宗

 

どこかで見た事があるような構図。
どうしてブリッジの前で静止できるほどスピードを落として接近してきたMSを迎撃できなかったんだ。
つーか普通にすれ違いに撃てばいいだろ……自殺願望でもあるのか?

 

ここで死神部隊が登場。間一髪でミネルバは危機を逃れます。
カガリ様曰くオーブは戦争しちゃいけないとの事ですが、もしここでミネルバを撃沈すればその必要はなくなります。
そして政治的に非常に大きな存在であるミネルバ撃沈は交渉の武器になります。
上手くいけば同盟での地位の向上や、これ以上の軍事力の供給を拒めるかもしれません。
しかしバカガリの言うとおりオーブ軍が撤退したとしたら…詳しくは以前書いたコレを読んで下さい。
オーブは悲惨な事になるのは間違いないでしょう。そしてその時にバカガリは自分が亡国を招いた事をどう思うんでしょうね?
まあキラは絶対に反省しないでしょうが。

 

ここで死神に手を出したカオスが退場。
前作の強化人間はキラ相手にも結構いい勝負をしていたのに、一瞬でした。
完成度低いんじゃねーか。

 

ついでにアビスもこの世から退場。
インパルスなんて無視してミネルバだけ攻撃してたら死なずにすんだろうに。
結局潜水機能を活かしたのは潜水艦を撃沈した時だけでした。

 

カガリ様の必死…というよりは場違いな説得を一蹴して攻撃を続行しようとするオーブ軍人。
与えら得た命令を果たそうとするその姿はまさに軍人の鑑です。
軍隊とは、所詮政治の道具にすぎません。その為に戦って、時には死ぬ事も求められます。
そしてその事に見返りは求められません。また国民もその事を当然だと思います。
その為に税金の中から衣食住を保証し、さらに給料を払い、高度な訓練をつませているのです。
もし軍人になるならその事を常に頭に入れておかなくてはなりません。自分達を道具にするものの為に戦うことを。
それが嫌なら傭兵にでもなって自分の好きな戦場を歩くべきです。
特に2Pなんぞは傭兵にでもなった方がいいでしょうね…。

 

最終的にカミカゼアタックで玉砕するオーブ軍人。
砲塔に直接当たってもこんなに爆発はしないはずなんですがね。
とことん安全設計に問題のある艦だ。

 

ここまでされてもまだ浮いているミネルバ。
まあ弾薬庫に直撃を食らわせるか横っ腹に大穴でも開けない限りそうそう沈む物ではありませんがね。
敵艦はちょっとの攻撃簡単に爆散しますがね。
ついでにアホ毛も途中退場。

 

必死でキラに退くように説得するアスランですが、どうやってもキラは聞く耳を持ちません。
キラ曰くカガリは今泣いているんだ!!との事です。
それがどうした!!カガリの感情の為に武器を振り回すな。
だからまず自分達の行動が今後の情勢にどのような影響を考えろ!
子供の理想で国民の安全が保障できて、腹いっぱい食わせられるのか!!
そもそも政治的に戦いを回避できる芽(カガリ様)を摘んだのはお前だろうが。
カガリ様も理念ばっかり叫んでいないで、戦争を避けたいなら第二次世界大戦のスペインのようにのらりくらりした外交で出兵を拒むべきだった。
だいたいどのような高貴な理想も民意が伴わければ何の意味もないだろう。
国民が理念を守るために犠牲と出費を惜しまない覚悟がない限り、上がいくら叫んでも意味がありません。
そんなにオーブの理念が大事だったら、まずは国民に啓蒙活動でもしてなさい。
そして連合との同盟や出兵にデモ活動やリコールが発生するくらい民意を高める努力をすれば、モミアゲの出兵も防げたかもしれない。
その結果がどうなろう国民が決めたことで、文句は言えまい。
モミアゲの言ったとおり、国はカガリのおもちゃでも作品でもないんだよ。人が集まってオーブを作ってるんだ。
現在のオーブにそのような動きはないのですから、結局はオーブの理念とやらも長続きはしませんよ。

 

最終的にキラがプッツン。いつもの様に暴力で解決。
たとえ長年の友人だろうが、自分の意見に同調しないなら排除する。
というかコイツには味方以外の人間は全て敵でしかないんでしょうな。

その頃、オーブの旗艦は何故かミネルバの前に特攻。
艦長は「責任は私が取る!退艦しろ」とかカッコいい事言ってますが、その間にも旗艦の人間がどんどん死んでいます。
もちろん飛んでいるMSだって返る場所がなくなってしまいました。
脱出した人員は結局のところ連合の艦に保護され、大きな借りを作る事になるでしょう。
たとえ本人がどう思っていようが、空母で特攻な馬鹿げた行為でしかないのですから。オーブの信用も地位もがた落ちです。
部下を死ぬ可能性がある任務につけるのはいいが、殺さすために動かすのは許されないぞ。
素直にミネルバ沈めて帰れば部下も無事に帰れただろうし、今後の政治も少しはマシになったかもしれないのに。
自己満足の為に行動するのは政治家も軍人も変わらないオーブ人の悪癖のようですな…。

 

哀れ…空母は海の底。一体何人道連れか……。

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