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前回の自己陶酔艦長が特攻を仕掛けたせいで艦を失った兵士。なんとアークエンジェルに乗り込んでいます。
しかもこのままココで働かせて欲しいと。
正規軍テロリストの仲間入りです。テロ行為しか行っていないのに何故か人々の支持を集めるアークエンジェルが不思議でなりません。
受け入れるにしても、アークエンジェルには彼らを受け入れるキャパシティはあるのでしょうか?空母の人員は非常に多いです。
その中の何割かが戦死し、さらに何割かは来なかったとしても多すぎるくらいの人数です。
別に戦死者が出ているわけでもないアークエンジェルでは彼らは余剰人員でしかありません。その上どうみても格納庫の容量以上のMS…。もう何がなんだか?
そもそも戦艦にMSを載せるメリットはあるのでしょうか?
確かにMSには飛行甲板が必要ありませんから、ある程度の面積さえあれば搭載する事が可能です。そのメリットは?
あんまりあるとは思えません。まず第一に所詮戦艦には少数のMSしか積めない事です。戦力は数が多ければ多いほど効率が増します。
具体的には陸戦では性能が同じなら数の二乗になります。例えばMSが一機と二機では、戦力的には1・4となり、一機側は4倍の戦力と戦う事になるのです。
少数の戦力投入は有効とはいえません。
更に言うなら、以前も書いたことですが、MSのような兵器は非常に消耗が激しいです。少数のMSではあっという間に戦力を消耗してしまいます。
仮に多艦で行動していたとしても、少数の部隊が複数あると指揮系統に問題が生じます。他にも整備員の負担の増大(人員は同じ人数なら一箇所にまとまっている方が効率が良い)や、物資の分配も効率が悪くなります。一箇所に集めた方が効率がよいのです。
だいたい艦を単艦で行動させる事は殆どありません(単艦で行動するにしても、その類の任務はMSは必要のない物が主)。普通は集団で運用します。だったらその集団に護衛空母をつけた方がよっぽど効率がいいでしょう。
皆さんはFFをプレイする時に全員を器用貧乏な赤魔導師だけで構成しますか?そんな人は殆どいないはずです。さまざまな能力を持った物を集めて効率的に運用するのが軍隊です。
その為にさまざまな能力の艦を作るのです。必要以上に万能兵器を作るのは逆に効率が悪いと言うことです。ザフトは素直に空母を作る事をお勧めします。
そもそも現状の艦はそのうちMSを積めなくなるでしょう。兵器は時間が経つにつれて大きくなる法則があります。兵器の発達によって搭載装備が増えたりするからです。これは歴史が証明しています。
予め大きく作ってある兵器はそれに対応して改修を受けられます。逆に小さい艦にはそれができません。小さい兵器は一見上手くまとまっているように見えても、兵器としてのライフサイクルは短く効率が悪い。
おそらくミネルバにしてもナスカ級にしても、改修する時に中途半端な格納庫が潰されてそこに新兵装を積む事になるでしょう。
まあミネルバに関してだけ言えば、アレはインパルスの運用データを取るために作られたであろう感が強いですから、仕方が無いでしょう。おそらく運用データが取れた時点で格納庫は潰される事が前提になっていると思われます。
なお、ここでオーブ軍人達にキラがラクス教の演説をしておりました。いつもの様にやれば何とかできる、自分達以外は信じられないの理論で皆を洗脳していました。
 
そのいつかは格納庫が潰されるミネルバ内部では、ステラが危険な状態になっています。
軍医曰く体を維持するのに特殊な措置が必要だとの事です。……施設のコンピュータのデータは無事だったのですから、そこから必要なデータを今すぐ取り寄せなさい!!
そもそもこんな戦闘艦にいつまでも載せている方が間違っているのです。捕獲した時点で後方に送っていれば問題は起きなかったでしょう。これは軍政の不備が原因と思われます。
ここで2Pが軍医のステラに対して「あんなの」発言に御立腹しています。しかしですな、あんなのと言われても仕方が無い部分もあるでしょう。
そもそもこのミネルバはあのガイアを初めとする奪われたMSを奪還することを目的に発進してますし、ハイネ西川はガイアに撃墜されています。そもそも友好的になれと言う方が無茶です。
自分達の道具を盗み、自分達を世界中に引っ掻き回し、しかも身内を殺した奴に情を移せるのはよほど聖人だけでしょう。今回の2Pは聖人ゆえに情を移したのではなく、個人的なエゴのためでしかないのです。本当に自分勝手な奴です。
  
そんな訳でこんな所にはステラはおいて置けないとキラ2Pは行動を開始。何故かとっても警備が薄い医務室を襲ってステラを奪還。もはやザフトの警備の薄さは伝統じゃないのかと思えてきます…。
 
いくら警備が薄いといえども、あんなベッドごと輸送していたのでは見付からないわけがありませんが、ロンゲの助けまで借りて最終的に脱出に成功。しかしたった一人の協力で離艦作業が可能なのか?
だいたい待機状態のインパルスには十分な燃料があったのか?ガイアの識別信号を使っていたが、一パイロットにそんな事が可能なのか?
識別信号がNジャマー有効範囲内で変態仮面2世の艦に届くのか?もうわからないことだらけです。
 
何はともあれ何とかステラの飼い主との接触に成功した2P。
ステラに人殺しはさせないという口約束を信じてステラを渡しました。他人の言うことに絶対に耳を貸さないくせに、自分が言った事は守られると思っている2P。
こいつも本質的にはキラと変わりませんな。基本的に人は自分の信じたい事を信じる傾向に有ります。しかし種死の主要キャラはそれが特に強いようです。
そのような短絡人間についてはコチラの方が詳しく解説してくれています。
≪作戦進言案31 暴力からの脱却──真ステラ救済作戦──≫
議長。ミネルバはどうやってあの乱戦から切り抜けたのでしょうか?
旗艦が大破すれば、あのワラワラ湧いたムラサメが混乱のあまり大攻勢をかけてきそうなものですけど……。
もしかして、また知らない間に皆殺しにしたのでしょうか?
「敵艦隊ほとんどよ」と、メイリンがシンの戦果を言っていましたが、正直、撃墜数多すぎでしょう。
テロリストも相変わらず、「なにをどうしていいか分からない」とか言っていますし、脱走兵たちも、なぜかそれに簡単に感化されています。
もっと思考すべきです。テロリストも脱走兵も夫妻も。
明確な理由をもたない力を『暴力』といいます。
そして、クルーゼのような基地外じみた理由しか持たぬ力を『暴悪』というのです。
この世界には、この二種類しか持ち合わせぬ人間しかいないのでしょうか?
少しだけ、クルーゼの極端な人類排除論の理由も分かりますね。
そんなことを踏まえると、シンの今回のステラ亡命行動、それは暴力という概念にあたるのではないでしょうか?
仲間を裏切り、そしてステラが全快したときに受けるであろう自軍の被害を考慮しない行動は、明らかに考えなしの暴力でしょう。
ようするにシンの芯は、キラと同じです。彼らは、自分の頭で論理的かつ生産的な思考を持たず、目先の感情論にだけ振り回されている子供なのです。
もっと他の方法を考えつかなかったのでしょうか?
ザフト軍がエクステンデットの情報をなぜか欲しているという設定なのですから、タリア艦長に、エクステンデット用の医療設備を持った旗艦への奇襲を進言すればよかったのです。
敵戦力はどうやらウインダム一機を残したほか、シンに皆撃墜されているようなので……、威力偵察の進言くらい簡単に通るでしょう。シンの実力は証明されすぎていますし。
作戦概要は、ガイアの認識コードを発信し、相手の指揮官と連絡をとります。そして、連絡をよこした艦が旗艦でしょう。それを押さえてしまえば……言わずともがなです。
一つだけいえることは、ステラの死亡フラグを立たせたのは、シンの暴力です。
──救いがないですね、議長。ステラも、それを見ている視聴者も。
ザフト軍総参謀
萌えディネイター研究所所長 李 荒宗
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