
さて、冒頭からいきなりザフト軍に襲われているテロリスト一味。
いつもなら無敵のキラ様が何とかしてくれるのですが、何故か今日は不調気味。
妙に苦戦してまとわりついた敵機を追い払う事ができません。
おそらく彼の生態の一つである寝取り((c)戦士tk氏)ができなかったので、エネルギーが不足しているのでしょう。
「なんでこんな!」
ミサトさんはこのザフトの攻撃に思わず叫びます。人間他人の気持ちには随分と鈍感になれるようです。
自分達がいままでやってきた事がどれだけザフトの横っ面をビンタしてきたか理解してなかったようです。
これだったらどれだけ過激でも自分達の行動理由がハッキリしているIRAやタリバンの方がマシです。


彼らテロリストにはなんだかよくわからない偵察機らしき物が張り付いています。
一応レドームが背後に早期警戒管制機のようですが…コレはあまりにも……。
MSに搭載するんじゃ乗員はたった一人。通信管制能力も低い、航続力も足りない、しかも手に武装まで…。他にも色々と問題はありますが、ここでは割愛します。早期警戒管制機について調べれば必要スペックを満たしていない事が分かってもらえると思います。
まああえて言うなら、目視できるような距離でつかう機種でない事だけは確かです。この距離なら普通の偵察機で十分です。
本当に……何でもMSでするのが好きなようです。何度も言うようですが、MS絶対主義をやりたいならそれ相応の設定を作ってください。

ここでアスラン、何だかよくわからない、何ら根拠のない憶測でテロリスト攻撃中止を求めます。当然艦長は却下します。
本当にアスランにはザフトの軍人になったという自覚が不足しております。おそらくボーイスカウトのノリで軍隊にいるのでしょう。
こういう彼を無能な働き者というのかもしれませんね。いや、馬鹿だけど力がある分よけいに性質が悪いです。ちなみに馬鹿の根拠は、自分の信じたい事しか信じていない点です。現実と願望の区別がつかない奴は…。
そのミネルバは、まず最初にミノフスキー粒子を散布しました。
いや、何よ…ジャミング弾って?せめて周囲にジャマーを散布するなら理解できますが…何故に砲弾につめる?艦砲の自己鍛造弾をつめたり…MS絶対主義の他に砲弾絶対主義でもあるのか?その割りに砲兵も野砲も自走砲も出てこないのは滑稽千万だ!!

ここで脅威のビックリ演出。零距離で、正確には2000mなのですが、この規模の艦からしたら零距離です。その距離で艦の主砲を目視してから回避したのです。
ちなみに戦車の主砲であるAPFDSの初速が約1800m秒。ミネルバの時代にはより早い初速を得られている可能性もありますから、おそらく着弾まで一秒もかからないでしょう。絶対に回避は不可能です。せいぜい急所に当たらないようにするので限界かと。

そして遂にアホとテロリストのどう考えても最悪の組み合わせの戦闘が開始されます。
この戦いは最終的にシンが勝利しました。この戦闘について戦士tkさんから文章を貰っていますので、ここに掲載させてもらいます。
キラの敗因は大きく上げて4つあります。
1.フリーダム
フリーダムガンダムは雑魚を殲滅するには適しているが一対一の戦いでは意外な脆さを見せてしまうMSです
レールガンもビーム砲も遠距離で敵を殲滅するには適していますが接近戦ではただのデットウェイトにしかなりません。
相手もしくはMSが格下であればキラの技量でどうにかなったでしょうがシンのような実力が拮抗した相手や、プロヴィデンスやデストロイのような格上のMS相手では苦戦は免れません
2.キラ・ヤマト
キラはデス種で一番技量の高いパイロットである事は異論がありません。
彼の能力が高い事はストライクで4機のガンダム相手に生き残った事でも証明されているでしょう。
ですが、フリーダムに乗り換え、その大出力、大火力を生かす事に技術を傾けるあまり戦法や創意工夫を忘れていったのです。
攻撃が単調になり、結果読まれやすくなったのです。
これが奇襲や殲滅戦ならまだいいのですが、一対一となったらやはり脆さが出てきます。
キラの不幸はデス種になってまともに一対一となったのがシンとの戦いが初めてという事です。(アスランはキラを倒そうとしなかったので一対一にカウントしません)
3.インパルス
キラと言えば不殺を旨としてMSの武器や手足を奪って無力化するのが彼の戦い方ですが、インパルスはまさに彼のする戦法に対する天敵のようなMSだったのです。
壊れてしまえばその部品は取り替えてしまえばいいというまさに技術者の言う偉い人にはわからない効率的なシステム。
シンはそれを最大限利用し、キラに対し挑んで来たのです。
4.両者の戦いにおける気持ちの差
キラはアークエンジェルを逃がすという目的を持って戦いました
対するシンは例え自分が死んだとしても必ずステラの仇を討つという執念で戦いに挑みました。
気持ちの差というのは上記3つ条件を覆すほどの力を持ってしまう場合があります。
この場合キラは気持ちの面でシンに大きく劣ってしまいます。
逃げるという消極的なキラは必ず倒すとの積極的なシンに負けてしまいます。
かなり正確な洞察だと思われます
1・の通りフリーダムでは実際に苦戦を見せております。
2・の通りキラの戦闘は遠距離砲撃が基本で、格闘も一撃離脱が基本です。
3・これも重要ですね。ただし、飛んできたパーツが撃ち落とされたらどうしようもないですが。
4・の通り、キラは戦闘中にアークエンジェルに気をとられて余所見をしています。これは致命的な失敗でした。
なお、犬神家の一族のようにミネルバ内に脚があったりする理由は、先行試作品を搭載しているかもしれないと黒ひげサンタさんから御意見を貰っています。
何にしてもやっぱりインパルス2機出した方が効率が良いのは確かです。どうしてMSの補給が受けられないか…おそらくいい加減な生産体制による現場の混乱が原因だとは思われますが、それでも第一線で働く、しかも政治的に役割の大きい艦に補給がないのはどうかと。
ではココから俺の意見を。まず第一にフリーダムと接近戦をするのはあまり上策とは思えません。
フリーダムは核エンジンによって高い電力を持っています。つまり各部間接を効率よく動かす事が可能です。インパルスではこの点で不利です。
つぎの理由はキラの性能です。キラの強みはともかく反応速度が速いことです。つまり何をやっても確実に反応されてしまうのです。これは射撃や斬り合いで非常に重要です。
さらにフリーダムはツバサにバーニアを組み合わせる事で高い運動性の要している可能性もあります。
これらの点から考えて接近戦は不利かと。



しかしこれらの画像を見てください。
見ての通り、先に飛び上がったフリーダムに後から飛んだインパルスが追いついています。つまり加速性能ではインパルスの方が上なのです。
ここで世界最高のエースパイロット。352機撃墜の「エーリッヒ・ハルトマン」の空戦についての解釈に耳を傾けてみましょう。
頭を使う事だ。空戦は頭脳で決まる。90%の撃墜可能性がない限り、冒険はするべきでない。
それを忘れた時、君は落とされる。
さらにルフトヴァッフェ空軍参謀総長「ハンス・イエショネク」の言葉にも耳を傾けてみましょう。
諸君、幻影を抱くのはよそう。どの国家も空軍軍備において相手を凌駕しようとしている。だが、いずれも同じ水準にあるのだ。技術的に先んじても、いつまでもそれを維持できるものではない。しかし、だ。空軍には空軍戦術というものがある。ここでは、すべてが若く、新しい。色々な事を考え出し、敵に対し優位を占めることができる。
このように空戦とはまず第一に戦術が重要なのです。機体に合わせた戦術が。そしてフリーダムとインパルスは運動性と加速性の特徴があり、どちらが優れたとは断言できません。
つまり戦術で凌駕した方が勝つのです。今回シンはキラに正面から挑んでいます。一応メインカメラと武器以外撃たないという事を利用してです。しかしコレでは相手の土俵で戦っている事には違いありません。
格闘ゲームをやればわかりますが、強い人は反射速度が半端じゃありません。ある程度動きが分かっていてもかき回されたらそれでお終いです。そしてかき回しならフリーダムの方が機体性能で有利です。
せめてここでコクピットしか狙ってこないならまだ戦いようがあるでしょうが、攻撃の選択肢が多いとなかなか大変です。更に言うなら、プッチンしたらコクピットを狙ってこないという保障はありません。現に機体分離で胴体部分への攻撃を避けているシーンがありました。
結果的に勝てたとはいえ、この勝利は運が良すぎたと言わざるをいません。おそらくミネルバの援護がなかったら勝てなかったでしょう。しかもこの援護すらお互いのスタンドプレーが相互した結果にすぎません。……本当にどうしようもないなザフトは。
効果的な戦い方、例えば上空から急降下してフリーダムを攻撃します。これだと位置エネルギーを速度に変えられるので速度は最高に達します。さらに失敗してもそのまま一気に距離を引き離すことが可能です。さらにミネルバから効果的な援護があれば、より効果的に攻撃が可能になるでしょう。ともかくキラの注意をそらせば有効です。
天才に凡人が挑むには頭脳を駆使する、これは天才ナポレオンに対して凡人を集めた参謀で対抗したドイツが確立させた定石です。
…………………
さて、オチをつけた所でいつもの様に所長のレビューも掲載させてもらいます。
≪作戦進言案36 祝! しかして、テロリストの脱出方法推論≫
「オーブが心配だ……」などとつぶやき、混乱に乗じて帰郷を企むカガリ様。
その行動に、私は初めてカガリ様の言動に関心しましたよ、議長。
カガリ様は、オーブ首脳陣とロゴスの黒い関係をネタに、これまでの自分の立場は何のそので、クーデターを起こす気でしょうね。
そして、ご自慢の感情に訴えた理想論をここぞとばかり国民にアピールし、セイラン家一同、首長議会の重鎮の地位を失墜させるのが目的なのでしょう。
もしくは、前作のオーブ進行も総て彼らの所為だと演説し、武装した市民を先導して、自分以外の発言権を持つ首長たちを残らず処刑してしまう算段かもしれませんね。
これらのことから、アスハ家のお家芸は、『国を何度もつぶすかもしれないが、混乱した国を立て直すのは得意だから任せろ!』ということになります。
絶対にこんな矛盾した国に住みたくないですね!
マニュー艦長も、国にとっては裏切り者であるムラサメパイロットを連れて帰る、などと発言しています。
──これはジェンキンスどころじゃないでしょう。
今回の行動がクーデターの布石でなければ、本当にアークエンジェルズは信じられない馬鹿としか言えませんね。
◇
ジャミング弾という新兵器が登場しましたが、これは一体なんだったのでしょうか? 議長。
レーダーを無効化するようなものでしょうか? しかも、敵のレーダーだけを妨害する範囲限定兵器でしょうか? すごい性能です。
または、光と爆音と爆煙でアークエンジェルの砲座に照準をつけさせないようにするためでしょうか?
でもこれだと現代戦においては、レーダーが使えるので意味がありません。
もしくは、視覚、音響、サーモグラフ、レーダー、と複合的に総ての索敵装置を麻痺させるものでしょうか?
ミノフスキー粒子の所為でレーダーが使えなくなった世界ならわかります。ですが、この世界はレーダーが普通に使えます。これは革新的です。
もし、レーダーを使いものにならなくする兵器がでてくる設定なら、目視や音響、サーモグラフでしか敵を索敵できません。それすらも麻痺できる性能がジャミング弾に込められていたとしたら、そうならば、戦艦にジャミング弾の煙幕を張って砲座に狙いをつけさせないようにして、MSによる白兵戦を仕掛ける意味が常にでてきますね。
レーダーの使用できるかできないかに関わらず、艦隊戦において、MSをミサイルや艦砲で迎撃させないために、このジャミング弾は必須だと思われます。
つまり、艦隊戦のたびにジャミング弾が全域で飛び交い、視界ゼロの状態が続きます! MSの雄姿なぞ、見ようと思っても見られなくなりますね。
この兵器の意図いかんで、戦闘方法が根底から崩壊しますよ議長!
◇
シンの『ゲッター作戦』で遂にテロリストが撃墜……というより核爆発してます!!
これは、ビームサーベルの大きい奴が核融合炉を貫き、みごと核分裂させているようですね。
普通、炉心に一番近い人間が助かることはありえません。
ですが、相手は最強のテロリストです。我々ですら、及びもつかない脱出手段を講じていると考えられます。
そこで、テロリスト追撃任務のために、テロリストの脱出方法などを考えてみます。
1、コクピットが頑丈だった。
(装甲に使った方がよいと思われる……。)
2、脱出装置を使った。
(コアスプレンダ−のような形状の射出コクピットを用いることが考えられる。しかし! 放射能で大量に被爆する。それでも、シンが無事だったことから、コーディネイターには放射能にかなりの耐性があると考えられる。宇宙には微量の放射線が降り注いでいるので、設定的には矛盾はなさそうである。だが、それでも被爆しすぎ。これで生きていたら、人間ではないだろう。)
3、フリーダムは無人だった。
(シンが串刺しにするかなり前に、1のような脱出装置で核爆発範囲外にまで逃げたと考えるのが妥当。)
4、ボソンジャンプをした。
(マルキオ老師の謎の力か、または彼の所有する謎の遺跡でワープした。そして、またベットで目覚める。)
5、体は超人細胞でできている……。
(東方不敗のDNAが使われていた。ゆえに、どんなこともかすり傷ですむ。)
6、クローンだった。
(テロリストのクローンが何体もいる。攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 第13話「≠テロリスト」のような展開。)
…………議長。
どう見ても傷なんて一つもなさそうな状態で横たわるテロリストに、医師が今夜が峠だとか言って、ラクス様が「キラ……私は信じています」なんたら言って、朝日とともに感動的に目覚めるような光景がありありと浮かんできます。
もしくは、何処からともなく放たれたビームがシンのピンチを救う。そして、新機体で颯爽と登場するテロリスト。そして、なぜ生きていたのかを頑なに説明しない登場をすると思います。
議長。私がテロリストに驚くのは、アイデアで驚かされるのではなく、物語が壊されていくから、驚くのです。
物語を破壊するテロリストなんて、世界初かも知れませんね!?
ザフト軍総参謀
萌えディネイター研究所所長 李 荒宗