なぜなにデスティニー・第10回
一体何時まで続くのでしょうか?今回もなぜデス航空機のお話です。
噛めば噛むほどするめの様に味が出てきますね。
しかしいい加減この話を終えないと真琴の奴も出てこれないですし。
沢渡真琴
腐女子仲間とカップリングで口論になり腹部を刺されて死亡
……何を書いてるんですか?
楽しみですね、デスノートの映画。
いや…楽しみですけど。
さて、今回はやってきた航空機に対して飛行MSがどれだけ抵抗できるかを考えて見ましょう。
………はーい。個人的にはやっぱり飛行MSは不利だと思います。
でしょうね。では具体的にどこが不利だと思うんですか?
もう根本的な問題かと。空を飛ぶ事為に作られた飛行機と空を飛ぶ事もできるMSじゃ端から勝負になりません。
具体的には……ちょっとわかりません。
それでは一つずつ上げましょうか。
まず第一にですが、そもそも飛ぶものとしては戦う環境が違いすぎるんです。 航空機はそれほど攻撃を喰らうものではありません、ですからまず第一に速度や機動力が重要視されます。機銃の弾を跳ね返す事などは考えられていません。 重要なのは喰らってもパイロットが生きている事と基地へ戻れる事です。ですから自動消火装置などはありますが極端な装甲はついていません。重量も単座戦闘機で20トンくらいです。
逆に陸戦兵器は攻撃を受ける事があたり前の世界です。ですから丈夫な装甲が必要です。そのために機動力が犠牲になってもかまいせん。機動力中心の軽戦車は現代では存在しません。第三世代戦車が重量50トンはある事からもそれはわかりますよね。
でも飛行MSは飛ぶために軽くなっているんじゃ。それにずっと飛んでいれば安全です。
それでもある程度の装甲は必要です。もちろん自重を支えるために全体的に強度を確保しなくてはなりません。 それとずっと飛んでいれば安全といいますが、それは不可能です。飛行MSの利点は常に陸戦兵器と一緒に行動できるところです。それなのに足の遅い陸戦兵器にあわせて飛ぶなんて原則に反します。歩けば燃費の面では陸戦と一緒です。燃料の問題もあります。いざという時に飛べないと何の意味もありません。
機体強度は相当確保しないとキツイか。何しろ足だもんな。キャタピラのようにはいかないか。
そして重くなった機体を飛ばすと色々な問題が起きます。加速性、運動性、最大速度、航続距離、全ての面で航空機には勝てません。唯一勝てるのは装甲くらいですが、これも大して役には立ちません。何しろ飛んでいますかちょっとした損傷が墜落の原因となります。おちたら例え機体が無事だったとしてもパイロットは無事ではすみませんよね。
不安定なバーニア飛行じゃバランス崩したらその瞬間に失速。脱出も非常に困難。射出座席すらないか…。
では実際に戦った場合はどうなると思いますか?
まず固定翼機と戦闘になったとしましょう。 この時代にレーダーは当てになりませんから自然と有視界戦闘となりますよね。
それがガンダムの基本ですな。
となると見える範囲で赤外線誘導ミサイルをぶち込むか、機銃で落とすかになります。 これを行うと当然速度、機動性に優れている方が有利となります。
でも運動性能はMSもそれなりにあるのでは。
航空力学を無視した設計の時点で航空機には勝てませんって。そもそも無変形タイプの飛行MSは出力の大部分をまず空に浮く事の為に使わないといけないんですよ。その時点で加速は遅いですし運動性能も期待できません。
じゃあムラサメはどうなるんで?
確かに飛行機の形をしてますが、それだけです。重いですし、余計な機能がつきすぎています。 空を飛ぶには無駄が多すぎますよ。あくまで飛べるだけです。 そんな飛行MSは挌闘戦でも勝てず、速度が遅いので一撃離脱もかけほうだい、ミサイルを撃つにしても有利なポジションは取り放題です。もちろん攻撃をかわすことも同様ですね。 相手が戦闘機でなくてもそれは一緒でしょう。ジェットだとどれだけ遅くても700キロはでます。別に相手にしなくてもよけて目標だけを攻撃すればいいんですから。
なんか、結局のところ重くて無駄(陸戦部分)の多いから勝てないんですか。
そうです。で、次は回転翼機です。 これにしても普通の飛行MSではきついですね。
それはどうして?
考えてみてくださいよ。空戦で敵を落とすには有利な位置につかないといけないんですよ。 となると速度は絶対に必要です。しかし飛行MSにはそれが絶望的に不足しています。ムラサメならかろうじて勝てる程度ですか。
でも火力はありますし。
火力はあっても空で有効な武器も少ないですよ。単発兵器は当てにくいですし、機銃を打つにもポジションを確保できません。 そもそも航空機が来たときに都合よく機銃の残弾が残っているとは限らないですよ。まず機銃は陸の敵に使わないといけないんですから。
結局は陸戦支援が本業としなくてはならない…か。
だいたいこれらの話にしても実戦では発生する可能性は低いんですよ。
つまり航空機を相手にする必要はないと?
違いますよ。今までの話は同等の条件で戦った場合の話です。実戦ではさまざまな状況が発生します。
それは数の差ですか?
いいえ、戦闘態勢の問題です。
航空機は遠くからやってきますよね。つまり現場に着くときにはすでに臨戦態勢に入っています。 一方の飛行MSは迎撃側です。やってきてから準備をしなければいけません。
そりゃ奇襲されたら不利だろうが…。
いいですか、あたり前の事ですが飛行MSはいきなり全力を出す事はできないんですよ。 敵が来た、なら飛んで迎撃だ、でも離陸直後はのたのた飛行、敵にとっては絶好の鴨、ウボァー、となるわけです。
これはあらかじめ飛行している時もです。飛んでいる間は陸の敵に集中しなくてはなりません。レーダーがあてにならない世界では発見も遅い事も攻撃側に有利なります。
でもムラサメなら…。
ムラサメが飛ぼうと思ったら人型携帯である程度空中で加速して翼が十分な揚力を確保できるようにならないと。 空母のようにカタパルトがあるわけではないんですから。
なんだ…結局のところ翼があっても地べたを這いずり回ってる限り飛行機には勝てないのか…。 MSにとっての空は見上げるための空だったのか…。
その通りです。所詮は地に足をつけた者は空では勝てないんですよ。
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撤退