なぜなにデスティニー
さて、前回に戦車の装甲について学び、装甲の存在意義については理解してもらえたと思います。
それを踏まえて、今回はMSの装甲について考えましょう。
基本的に装甲なんてあってない様な世界ですけどね…。
まず、MSに装甲を施すとしたらどの程度のレベルが必要か。
それを考えるにはまずMSがどんな攻撃に晒されるかを考えて見ましょう。
もちろん最初に考えられるのはビーム兵器ですね。そこからランクが下がってマシンガンやLOSATなどの徹甲弾、 対戦車ミサイル、バズーカなどの成型炸薬弾。あとは小さい砲と格闘攻撃ですか。
つまり装甲はそれらいにある程度対応できるだけの能力が要求されます。実際に使われている装甲の能力だと
・ビーム兵器   アンチビームシールド等、対応可能な装甲あり
・実体弾、格闘  PS装甲、ならびに現在の複合装甲等
技術レベル的には十分に防げるだけの技術があります。むしろ装甲のほうが優位に立っているといえるでしょう。
でも実際にはカトンボのように落とされていますよね。特に回避行動のできない名もなき雑魚さんたち。
そう、では実際にMSの装甲の能力といえば……これは最大でも均質圧延装甲でだいたい50o程度。
これは第二次大戦中期の程度の装甲レベルです。はっきりいって近代戦ではまったく意味のないレベルです。
だいたいM4シャーマンの初期型・・・がこれくらいですか。 つーかその厚さはどこから出てきたんですか?
たしか種死でウィンダムがインパルスの20mmで大穴が開いたときがありましたよね。そこから考えるとその程度のレベルになるんですよ。
50mm相当というのは物凄く好意的に見た値で、実際はもっと薄い可能性があります。
で、でも未来の20mmは性能が上がっているってことも考えられるじゃないの!
20mm機関砲をこれ以上レベルアップさせる理由はなにですか。あたり前の事ですが無理やり性能を上げれば上げるほど信頼性は低くなりますよ。
特に砲身寿命などは致命的なレベルでダウンするします。
20mmの使用法がソフトスキンやミサイルへの対処、対航空機である以上、必要以上の性能を与える理由がありません。
無理しないでも口径をあげる方が効率が良いでしょう。
もちろんウィンダムは重量がザクに比べると軽いので装甲もある程度は薄い可能性はあります。
しかしウィンダムが主力としてザクに十分対抗できている以上それほど極端には変わりません。
MSというカテゴリがあの程度の装甲になっていると思われます。
確かアスランの乗ったザク、一発でシールド吹き飛ばされてたよな。
やっぱり装甲はそんなに厚くないのは確実だろう。
で、でも未来の20mmは性能が上がっているってことも考えられるじゃないの!
20mm機関砲をこれ以上レベルアップさせる理由はナンですか。あたり前の事ですが無理やり性能を上げれば上げるほど信頼性は低くなりますよ。
特に砲身寿命などは致命的なレベルでダウンすることでしょう。
20mmの使用法がソフトスキンやミサイルへの対処である以上、必要以上の性能を与える理由がありません。
無理しないでも口径をあげる方が効率が良いでしょう。
つーかそんな強力な機関砲が万が一にでも存在していたら、なおさら強力な装甲が必要だろう。
まったくその通りですね。
そもそも小口径を正面から防げない事自体異常なんだよな……。ヘッポコすぎるぞ。
余談ですが、この装甲だと本当に小口径にすら耐えられません。
たとえばドイツの2号戦車ですが、これ主砲がたったの20mmなんですよ。哀しきかな装備が揃う前に戦争が始まってしまいましたから。
でもこれが結構役に立ったそうです。専用の徹甲弾を使うと貫通できなくてもあたればダメージ自体は与えられたそうです。
ですから機関砲の利点を生かして連射していれば相当に戦えたらしいです。
…それってつまり…歩兵がこもる陣地に機関砲があったらMSが相当酷い目に遭うってことですか…。
もちろんMSは火力が強いですから優位はあります。
フォークランドのように対戦車ミサイルで陣地ごと吹っ飛ばす事も可能でしょう。もちろんビームライフルも使えると思います。
ただ…やっぱり機銃の威力自体は凄いんだよな。
連射する機銃に撃たれる描写では、攻殻機動隊スタンドアローンコンプレックス2ND 20話が良いですね。
アームドスーツの機関砲でコンクリにガンガン大穴が空いていく描写はメチャクチャカッコよかったです。
掃射を素早くかわして反撃なんていかに非現実的か思い知らされますね。
でもアームドスーツはいまいちかっこ悪いですけど。
やっぱりマリーンの方がフォルムが流線的でカッコいいです。
まあパワードスーツだけなら他の作品にも腐るほどカッコいいのが登場していますから。
何にしても……MSは本当に装甲がヘボいですね。
そうです!つまりMSは第二次大戦の兵器で十分に対抗可能!ちなみに第二次大戦後期のマトモ・・・な戦車なら 例え距離が4キロほどあっても十分に貫通できます。ちなみに日本製ヘッポコ戦車でさえ、当たれば2キロの距離で撃破可能です。
それ以外でも、陣地や軽車両にちょっとした機関砲などが積んであっても大惨事になります。
なにしろコクピットがアレです。他の部分、例えば足にでも当たったら簡単に貫通しますよ。
本当に正面兵器なのか……MS。
しかもMSの戦闘見る限り、遠距離での戦闘は考慮されていません。
特にFCSなど全く対応していないでしょう。
どいつもこいつも超近距離で戦ってるよな。
で、でも!!
ちなみにガンダムじゃない量産機だからという事は理由になりません。大多数の戦場で多くのパイロットが使う兵器の装甲が紙だなんて普通はありえない事です。
もしここで戦車が現存していて、兵器としての住み分けができているのならコレも考えられます。しかし戦車がない以上MSに盾としての性能は求められてきます。
機動性は装甲の代わりにはならない。陸戦兵器の鉄則ですね。つーかこいつらが仮に機動力で攻撃をかわしたら、守るべき部隊に被害が出るぞ…。
さて…その為にMSには盾という物が存在しているのですが…これまた微妙ですね。
盾はその重量から大幅に機動力をそぐ結果になります。しかも使いにくい。
そもそも装甲の意味は、基本的にアクシデントに対処するための物です。基本は攻撃されないのが理想なのですよね。
防御体勢に入っているなら盾は意味があります。ですが攻撃の際には装甲としての意味、不意の攻撃を防ぐ事はできません。
じゃあ、MSの装甲はどうすればいいんですか。
まず基本ですが、一番厚くするべき、つまり戦車で言うところの正面装甲にあたる部分はコクピット部分です。 それは何故か、当然弾が一番良くあたる場所だからです。
あんまりそうには思えないんですが。
いいですか、もしMSを正面から攻撃しようとしたら何処を狙います。一番効率が良いのはコクピット、つまり胴体部分なのです。
胴体なら例え多少狙いがそれたとしてもどこかに当たる確立は高い、しかも大きい。あたれば致命傷です。
逆にコクピットがつぶれなかった、最悪でもパイロットの命だけは助かる可能性があります。
人を狙う時は腹を狙う…コンバットシューティングの基本ですか。
となれば当然コクピット周りの装甲を厚くする必要があります。
もしここにシールド並みの装甲を施したとしたら、ある程度のビーム攻撃を受けても助かることになります。
ちなみに背後に厚い装甲を施す意味はありません。背後取られたら何をやっても負けです。
あとはPS装甲ですか。
PS装甲は実弾を無効化できる、非常に優れた装甲といえるでしょう。問題はバッテリー容量。
その場で戦えばお終い、すぐに母艦に帰れる宇宙ではいいでしょう。しかし問題は陸戦です。 陸戦では長い間戦う必要があります。しかも補給の困難は宇宙の比ではでありません。すぐに戦えなくなるような装甲は非常に使い勝手が悪いです。
少なくとも外付けバッテリー程度は実用化しないと。
むしろ無い方が不自然なんだよな…。
かっこ悪いからじゃないですか。
個人的には切り離し系の増設装備は表現次第では非常にカッコいいんですが。
もっともスーパー系とは相性悪いですけど。
MSの装甲がこれだけ薄いのは、宇宙と共用というのが大きいのじゃないでしょうか。
基本的に重装甲で空間機動戦を行うには、MSの出力小さすぎます。
このあたりは物量で劣るザフトの事情でしょう…。宇宙と陸の両方で使えることは大金でしょう。
でも連合もMSを地上で使っていますよ。
まあその辺りはなんともいえません。ただ、装甲はいざとなったらデュエルのように外付けで強化ができます。
それに不安だったんじゃないですか。今まで使っていた戦車がMSに破壊されていました。
となると同じ物で対抗したくなったのでしょう。戦車もそれほど兵器としては劣っているとは思えないんですが。
あの…セーフティシャッターについてはどう思います?
あれですか……無能者の尻拭いって大変ですねと思いました。外伝補完ご苦労様です。
いや、性能的なことを。
役に立つんですか?あれ?って言いたくなりますね。
コクピットに穴が空いても外部からの防御を行う?
ではコクピットに穴が開いたときの状況を考えてみましょう。
コクピットに穴が開くとしたらそれはビームか徹甲弾です。まさか今日正面装甲にHEAT対策をしてないわけがないでしょう。
これらで穴が開くとどうなるか。ビームの場合だと万が一にでもパイロットが生き残ったとしても気化した金属やビームの熱そのもので蒸発なり炭になったりします。
徹甲弾だと流動化した装甲と弾が散弾のようにコクピットを跳ね回ってミンチが出来ます。
どちらの場合にしてもコクピットに穴があいたら操縦系が破壊されて 操作不可能になります。素直に生き残った事をよろこんで脱出かディアッカのように降伏しましょう。
つまり穴が開いたらお終いだから穴をふさぐ意味はないと。
そうです。なんで嫁はコクピットに穴を開けるのがこんなに好きなんでしょうね?演出的にそれほど意味があるとは思えません。
まあ見かけにカッコよかったり直接会話できたりしますからね。見た目さえよけりゃいいって事ですよ。薄っぺらくても。
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