なぜなにデスティニー・第二回
(途中までは)主人公だった奴が乗るのガンダムについてA
前回からずいぶんと時間が経ってしまいましたが、なぜなにデスティニー2回目いきます。
えー、今回はビーム兵器の話でしたね。
はい、前回でガトリングをこき下ろしたので、今回はビーム兵器を嬲るとしましょう。
……デス様のビーム兵器ですね。
・MX2351 "ソリドゥス フルゴール" ビームシールド発生装置×2
・RQM60F "フラッシュエッジ2" ビームブーメラン×2
・MMI-714 "アロンダイト" ビームソード
・M2000GX 高エネルギー長射程ビーム砲
・MMI-X340 "パルマ フィオキーナ" 掌部ビーム砲×2
・MA-BAR73/S 高エネルギービームライフル
ずいぶんと多いですね。
はい。デス様は祐一さんの言うとおり、沢山のビーム兵器を搭載しています。
真琴さん、これらについてどう思いますか?
沢山あって、しかもどれも強いのよ!問題ないじゃない!
祐一さんはどう思いますか?
型番見ても何がなんだかさっぱり分からないのが目に付きますね。
普通こういった型番には国ごとに特徴が出たり、メーカーが分かったりするんですが…。
それにやたらとXナンバーが入ってますね…。
Xは試作だからすごいのよ!!
最新型なんだから強いに決まってるわ!
祐一さんの言うとおりです。型番にまったく関連性が見られません。何か思いついたままに数字とアルファベットを降っているだけみたいです。
それにですね、真琴さん。Xナンバーが強いなんていうのは素人の戯言に過ぎませんよ。Xは試作品、つまり兵器として完成なんかをこなしていない事を表しています。兵器はよほど確立された技術でも使わない限り、故障や不具合がつき物なんですよ。
第二次世界大戦のドイツは、パンテル戦車の実戦配備を急いで故障ばかりだしてましてね。
兵器としては果てしなく信頼性が低いだろうな…。
Xナンバーを実戦に投入しなくてはならないのは、それは国が負けこんで普通の方法じゃ勝てなくなったからです。敗戦間際のドイツなんかはまさにその典型です。 負けそうだからマニアが胸を躍らせる奇想天外兵器が大量に実戦にも投入されたのです、戦果をだしたかは別として。結局は負けて戦勝国に持っていかれるのは第一次世界大戦からのお約束ですね。
このデス様が投入された時には、既に戦局はザフト側に傾いていました。試作品を投入する理由は何一つありません。
せ、戦線が落ち着いたから、兵器のテストをするんじゃないのよ…。
その結果不具合でパイロットが死んだらどうするんですか。
どれだけ人気がないとはいえ、シンは普通のパイロットの20人分くらいは働いているエースですよ。アフリカの星みたい者です、無駄死にさせるなんてもってのほかですよ。
あぅ………。
ともかく、試作品を大量投入した自殺仕様機体、それがデス様の真実です。
ガ、ガンダム!ファーストのガンダムだって試作品じゃないのよ!
ファーストよ!種を、アスランやシンを批判するのはファースト世代ばかりなんだから!そのあんたたちだって同じ事してるじゃないのよ!!
……真琴さん。ファーストをきちんと見たんですか?アレは逃亡するために結果的に試作品を使用してしまったにすぎないじゃないですか。
デスティニーとはまったく状況が違いますよ。それにサイド7ではしっかりとテストが行われています。さらには試作機から得られたデータから量産機の製造までされています。立派に試作の役割を果たしました。
さゆりさん…そろそろビーム兵器の話をしましょうよ…。
…話がそれてしまったようですね。 ではビーム兵器の話に戻りましょうか。今回は軽いジャブとして
・RQM60F "フラッシュエッジ2" ビームブーメラン×2
の話からいきましょう。
あ…複数回に分けるんですね。
管理人は鈍筆ですから…………。
それで、デス様が大好きな真琴さん。このブーメランについて説明してもらますか。
そうよ…いくら文句を言われても、ここですごい事を証明すればいいのよ。
いい、このブーメランは凄いんだから!!ビームを使っているからどんな敵にも有効、しかもある程度進んだら戻ってくるから、相手の背後から不意打ちできるのよ。
なるほど凄いですねぇー。
な、何よその馬鹿にした言い方は。
馬鹿になんてしてませんよ。呆れているんです。 祐一さん、このブーメランについて解説お願いできますか。 祐一さんが解説、さゆりがそれを捕捉、査定するのがこのコーナーの基本スタンスですから。
えー、ブーメランですか……
・戻ってくる
・ビームが出る
・投げる
こんなところですか。
はい、それでは解説ですね。
・戻ってくる
これは凄い事ですよ。
そうよ、戻ってくるから有効なんだから。
違いますよ…。そこにどれだけの技術が使われているかが凄いんです。
いいですか、ブーメランが正確に戻ってくるには、
・自分の位置を把握
・母機(デス様)の位置を把握
・運動制御
これらの行動が可能なようにブーメランにメカニズムを組み込まなくてはならないんです。
戦闘妖精雪風で、ブッカー少佐が作ってた奴ですね。
内部にコンピューターを組み込んで、自己判断によって戻ってくる優れものですね。
これはそれよりももっと凄いです。
雪風版ブーメランでは、元いた位置に戻ってくるようにプログラムされていました。しかしデス様ブーメランはそうはいきません。これは元いた場所ではなくて、母機がいる場所に戻ってこなくてはならないのです。
あ〜、デス様は動いてますもんね。しかも戦闘機動で激しく。
では祐一さん、戻ってくるためには何が必要ですか。
それは……デス様の位置を常に知る必要がありますね。って、それはまずいですよ!!
まずいです。戻ってくるためには母機にビーコンをとりつけて電波誘導する必要があります。
それくらい簡単じゃないの!
…この世界にはNジャマーがあるんですよ。電波誘導は信頼性が低いんです。
で、でも、Nジャマーキャンセラーがあるから平気じゃない!!
電波が使えるなら普通にミサイルやレーダー連動兵器を撃った方が効率がいいですよ。対PS装甲ように内部にビーム兵器を組み込んだ奴なら完璧です。
あ、あ、あうー。
まだ問題はありますよ。戻ってくるためにはその為に力を加える必要があります。
しかし真空の宇宙ではその為にロケットエンジンを搭載する必要があります。しかも高速で回転するブーメランを制御する高性能な奴です。
これだけでも容量が増えるのに、この他にもビーム発生のためのバッテリーその他メカニズムでとっても大きくなります。小さければ出力不足で役立たず…。
そ、それは効率が悪い。しかも危険だ……。
危険ですね。ロケットは液体燃料が必要ですが、それは扱いを間違えれば大爆発する危険な物です。
整備中に事故でもあったら大惨事がおこります。しかも搭載燃料なんてたかが知れてますから、一回投げたらもう燃料不足で使用不可能…。
しかも使用回数を制限するために燃料供給経路なんて本体に着けたら、信頼性も防御も下がる。
ダメコンから考えると論外ですね。
そもそもダメコンを考えると、あんなにゴテゴテと武装を付ける事自体が間違っているんですけどね。
それは言わない約束ですよ。
ちょっと!勝手に話を進めないでよ!だいたいダメコンって何なのよ!?
…そんな事も知らないんですか。本編でもダメコンの描写はあったでしょう。
ダメコン…つまりダメージコントロールとは被弾の際にダメージを最小限食い止める為の手段です。
軍艦における設計そのものから、それを制御するための作業そのものまで広義で使われます
設計の段階で、被弾した際のダメージを最小限に食い止める構造にし、防災設備の配備などを行います。
可燃物の制御、消火設備の配置、隔壁の設置など、言っていたらきりがありません。
ソフトの面では、人員の指揮系統の確立もあります。ダメコン担当仕官には大きな権限が与えられて、重要視されているんですよ。
ともかく、この場合では被弾に強くするための設計と考えてください。
その観点からすれば、あんな壊れやすい場所に液体燃料を搭載したむき出しのブーメランを付けるのはナンセンスだと言っているです。
で、でもミサイルを搭載したMSだった沢山あるのよ!それに比べたらたいした事ないのよ。
あれなんて一発当たったら大爆発よ。
ミサイルはこの世界では主に対艦で使用されますよね。
対艦任務が主なMSは格闘戦をする必要はないじゃないですか。デス様の場合は挌闘戦をやらせるのに危険物をぶら下げているのが危険だといっているんです。
せめてデュエル並みにボックスにでもいれて防護したいですよね…。
まだ問題はありますよ。ブーメランは安全性を考えると母機の近くではビームは使えません。
つまり密着した格闘戦では使用が難しい。戻ってきてもその時点でビームが消えていたら何の効果もでません。
ますます役立たずだ…。
だいたいブーメラン自体挌闘戦では使いにくい代物です。
一定の距離がないと使用できないし、一定の距離があるならライフルを撃った方が効率が良い。投げたらぶつける為に一定の距離を開ける必要がある。 自分とブーメランの間に敵機を置かないといけないので、当てるもの難しい。そこまでの腕があるならいっそライフルか剣で攻撃した方が確実。
ほ、ほめる所がない…。 えー、つまりブーメランは…
・使用可能回数が少ない
・有効攻撃範囲が限られている
・被弾に弱い
・誘導の信頼性が低い
・当てる事が他の武装よりも困難
こんなところでしょうか。
上手くまとめてくれましたね。
でももっといいまとめ方がありますよ。
それは。
役立たずです。
あ〜、納得。
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