なぜなにデスティニー番外編・第2回
12.5mmにどうやって、75mmの半分の威力を与えるんだ?
「APDS」
NON
体積が小さすぎる。
より一層威力が落ちるとも限らない。
レールガン
NON
主砲にビームライフルがある。
十分な電力を確保できるとは思えん
HEAT弾
高性能爆薬による装甲の貫通
NON
容量が少なすぎて
破壊はおろか貫通すらできない
弾頭を大きく長くして
質量増加による運動エネルギーの増加。
NON
単純計算で必要質量約100倍
数字の上ではごまかせても、物理的に不可能。
結論は
体積も質量も、装甲も物ともせず、12.5mmに通常の100倍の威力を持たせることができる
そんな方法ルールですね。
まさしく無理難題ですね。
はい、前回で機銃の基本はわかってもらえたと思いますので、今回からムラサメ機銃について考えて見ましょう。
あれ、さゆりさん(正気に)戻ったんですか?
はい、何とか。
さゆりが正気に戻ったから私は帰る…。
お、せっかく来たんだから外伝はレギュラーやればいいのに…。
私の新しいアイコンが完成するまではもう少し…。それまで黙っている。
………それは…引き止められないな…。
では新アイコンがあるさゆりたちが頑張って話を進めましょう。 それではムラサメの搭載砲の性能を見るためにも、まずオリジナルの75mm、イーゲルシュテルンの性能から考えて見ましょう。
イーゲルシュテルン、これは一応対空砲という事らしいですね。 ずいぶんとでかいな…。
対空砲というカテゴリで見るなら特別ではありませんよ。
現に最近の艦には、イタリアOTOメララ76mmスーパーラピッド砲を対空砲として使用しています。実績が無いとはいえません。
でもあれって20mmに比べると発射速度が遅いんじゃ。
スーパーラピッド砲で一分で120発。20mmのファランクスで4500、30mmのゴールキーパーで4200。確かに発射速度は遅いです。 しかし有効距離で見ると、スーパーラピッドは14km、ファランクスだと1.5kmです。これは単純に計算して迎撃時間が9倍以上になっています。 大口径の利点も考えると一概に不利だとはいえません。
ま、それは艦に搭載のしていの性能ですが…。
それは正しい指摘です。
現に初速の遅いMS搭載イーゲルシュテルンだったら12.5でも半分の威力が出せるのではといっている人がいましたよ。
出来るのですか?
とりあえず発言は計算してから言ってもらいたいですね。本当に…………。
……黒!
ここはやはり既存の兵器形態から考えて見ましょう。 現在の艦砲として使用されている76mmはどれだけ遅くても秒速800mはでます。これを最大値としましょう。 一方の12.5mm。これはM2ブローニングを参考にするとやっぱり似たような速度です。ここでM2の威力係数を1と仮定してみます。
……物理の時間ですか…ここは?
運動エネルギーは速度の二乗×質量で求めらます。 M2の運動エネルギーを1とすると、速度、質量は共に1に設定されます。
一方の76mm、これでまず変わるのが質量。 弾頭の質量は口径の3乗に比例。75mmは12.5mmの6倍だから……216になりますね。
はい、もしこの数値をそのまま使うなら、ムラサメの機関砲の威力を実現するためには 質量を約100倍にするか、速度を秒速8000m以上にする必要があります。現行の戦車主砲のベストセラー、ラインメタルの120mm滑空砲APFSDSで だいたい1700ですよ。
…………調べれば誰でもわかるよなコレ……。
ま、これはあくまでも最高値です。 ここで物凄く判定を甘くして、75mmの速度がザクマシンガン並みの200としましょう。
これだと……運動エネルギーは速度が4分の1になっているからその二乗で16分の1。 威力係数は13.5ですね。つまりムラサメの威力は6.75。
これだと質量が6.75倍、もしくは速度2000になります。
これだと…弾頭質量を2倍にして速度をAPDS並にすれば…可能………なのか?
レールガンは…主砲にビームを使ってるのに副砲に電力を使うのは愚作だよな。
小口径でAPDS並みの速度を実現できると思っているんですかね……。 しかも初速を1200以上に上げると装甲貫徹物理方法が塑性流動に変化します。ちっぽけな弾頭だと逆効果じゃないですか。
泥沼だ…。
しかもコレはあくまでも最低値ですよ。実際には速度はもっとあります。 対戦車には不利と言われた4号戦車E型の短砲身75mm砲でも初速は400ほどでます。コレで計算すると威力係数は54です。
となると実現すべき威力は27………やっぱり不可能だな。
75初速威力係数(75/12.5)必要初速(質量1)必要質量(速度800)
800216/1088000108
40054/27400027
20013.5/6.7520006.75
もし仮に物凄い弾頭と装薬があったとしても難しいですね。
未来の凄い爆薬を使えば何とかなるのよ!
一応………説明しておきますけど、装薬と爆薬……炸薬はまったくの別物ですよ。 装薬は弾頭に十分な威力を与えるために燃焼速度が遅く作られていますし、爆速も安定しています。一方の炸薬は燃焼速度が早く、爆速も安定していません。 万が一にでも砲に爆薬を使用すると砲ごと戦車が吹っ飛びますよ。その為に砲身や薬室を強化して、その結果車体重量が大幅に増しても、爆速が不安定なので砲としては 使い物にならず……。
ま、なんにしてもムラサメの機関砲を もしどうしても実現したいのなら…バカみたいに弾頭と薬室を長くして、砲身を長くして、さらによくわからない裏技 まで使用する必要があるな。
それをやるとバカみたいに砲の重量が増えますし、装弾数も激減。しかも砲身の寿命も低く、命中率も 期待できず。何がやりたいんですか?
言葉のインパクトでしょう。
しかもこの威力、一応CIWSに適した威力らしいですが、実際の口径に直すと最低でも40mm砲 クラスの威力ですよ。おそらくは50mmクラスの威力で対地ミサイルを迎撃する事を考えると威力あり過ぎじゃないですか。
しかもこれで落とすためには高度なレーダー(役に立つの?)とFCSを搭載…… 価格が億単位で上がるぞ。
オリジナルのイーゲルシュテルンも同様だ…しかも初速を考えると命中は絶望的…。
しかも前にも言ったとおり、その間に陸戦隊にやられる可能性も。 いかに制空権確保に不安があるザフトとは、こんな事するくらいならゲパルトでも配備した方がてっとり早いですよ。
だいたい、今日に機関砲を6門も搭載する事が可笑しいですよ。 投射密度が欲しいなら素直にバルカンなりアヴェンジャーなりを装備すればいいですよ。 6門装備するためにどれだけ他の部分が削られていると思うんですか?二次大戦の米軍機じゃないんですから…。
まあ…確かにこんなわけの分からん砲だ…米軍と同様に故障に備えて6門装備するのは正しいのだろうが、 そもそもこんな砲を搭載すること自体が間違っているからな…。
だいたい、嫁は勘違いしているでしょうけど、兵器ってのはただ威力があればいいという物じゃないですよね。
よくファンタジーであるたった一匹の的を倒すために半径数百メートル吹き飛ばす魔法や、隕石を落とすような魔法を使うのは、兵器に置き換えると無駄そのものです。 だいたい敵以外の数百メートル吹っ飛ばしているエネルギーがムダじゃないですか。爆弾よりも一点集中のAPFSDSが兵器として弱いなんて事はないんですが…。 ようは使い方しだいです。
かめはめ波が駄目でも魔貫光殺砲なら倒せるってわけですね。
気円斬でも可です。
兵器の基本は必要な時に必要な威力を制御できる範囲で起こすのが基本ですな。 だから性能的に必要数を満たしているM2は未だに現役で使われていると。
その通りです。その事から考えるとこの砲は明らかに狂っています。 だいたい何を撃つんですか?空戦時には微妙な威力、対地攻撃するには小口径で炸裂弾も使えないからオーブに重要な上陸地点の掃射も不利。 いっその事砲をマトモな20〜30mmクラス一門にしてその分ミサイルなり搭載すれば… 何もつけなくても重量は整備の面で向上しますよ。
結局…あってもムダにでかくて使いにくく、しかも使い道が殆ど無いどうしようもない装備って事か…。
それは種に出てくるMSじゃ珍しくない事ですよね……。
だいたいシナリオ自体に不要な物だらけ…。
関係ないですけど、威力半分とか言うならRHAに対する貫徹能力を書いてくれたら カッコよかったのに。
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撤退