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ガトーはスペースノイドの解放、キラは世界平和の為に武器を取って戦っています。
もちろんその為に血を流してよいのかと聞かれれば、良いとはいえないでしょう。
ただし政治には古来よりある一定の約束事があります。
結果的に利益を得る物が多ければ、手段は正当化される
という事です。つまり結果として周囲に受け入れられれば問題がないと言って良いでしょう。
ガトー…と言うよりもデラーズフリートはその為に様々な策を練っていました。
じっくりと時間をかけて戦力を集め、情報収集によりガンダム二号機と核弾頭の奪取の成功。
さらにその事により連邦の不当性を非難、さらにスペースノイドを圧政から解放するという政治的な大義名分を掲げます。
そして最終的にはコロニー落しによる食料供給源へのダメージを与える事によってコロニー群への発言権の強化を目指しました。
もし成功し、コロニー国家の発言権が強くなれば、彼らの行動は正当化された事でしょう。
実際にスペースノイドの暮らしは地球の激しい弾圧を受けていましたから、なおの事です。
それに引き換えキラテロリスト一味はと言えば
何の落ち度のない国家元首を誘拐し、訳のわからない事を叫びながら他国への戦争へ介入。
しかもその行動は常に衝動的な物で、自分達のやる事がどのような影響を与えるかを考えてのものではありません。
もしカガリの思惑通りオーブ軍があの場で撤退したとしましょう。その場合どうなるか。
同盟を破棄したオーブに対して、連合は攻撃するための大義名分を手に入れます。
そして主力艦隊が出かけているオーブは連合の攻撃に一方的にやられる事になるでしょう。
もちろんザフトに助けを求める事も不可能。政治的な信用を失っていますから、味方したがるわけがありません。
結果的にオーブは連合の占領下に置かれます。そしてオーブの生産力を連合が放っておくわけがありません。
連合はオーブの企業に声をかけ、そしてかけられた方もそれに応えることでしょう。
オーブ国民は例え国家がどうなろうとも生活がありますから、連合にせっせと品物を売りつけるのは間違いありません。
特にオーブは島国ですから、物を売ることに抵抗はありません。他に生きていくほう方がないとならば当然でしょう。
そしてカガリ様の夢見た中立国家オーブは、連合の属国へと成り下がってしまいました。
当然の事、そのような事態を作った軍とアークエンジェル一味は石を投げられる存在になることでしょう。
つまりガトーたちは政治まで視野にいれ、物後の道理を選んで歩く義勇軍集団、
キラ一味は、飴玉が欲しいとダダをこねて暴れる子供達の集団に過ぎないと言っていいでしょう。
しかもその子供達は物騒な武器を手にしているのですから被害も甚大です。
キラ一味が暴れた分だけ周囲は武器による被害がもたらされます。周囲の誰も利益を得られません。
ある物といえばテロリストの自己満足だけ。
しかも目的が達成される事がないのですから、破壊を無限に繰り返してくれます。
キラ一味とガトー一味、この両者の違いはどこまで遠くを見て行動しているかという事ですね。
近くだけを見て暴れるのは簡単ですが、長い距離を見据えて、荒風に耐えながら進むのは非常に困難です。
ガトーは3年待ちましたが、キラとカガリが3年我慢するシーンは想像も出来ません。
遠くを見る事の困難を選ばなかったキラ一味にはテロリストの称号しか与えられません。
我慢できる人と出来ない人。
キラとカガリが皆に嫌われ、ガトーとデラーズは敬意集めている理由はここにあると考えます。
皆さんも考えてみてください、共に歩くならどちらと一緒に居る事を選ぶかを…。
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