さてこの自称記憶喪失の女の身元確認のために、俺は財布をあさってみる事にした。
ドッグタグでもあれば…。するとお札の間にプリクラがはさまっていた。何か手がかりなれば…。
しかしプリクラにはこの女一人が写っているやつだけだ。
「お前、友達いないのかっ!」
「記憶を失ったあとに撮ったやつだもの。一人じゃいけないの!」
「一人…おまえ…オタクか?」
言った瞬間に鋭いパンチが俺に向かって繰り出された。
が、この程度のパンチは、リキッドの繰り出してきたそれに比べればハエがとまるほど遅い!
難なくかわす。俺を倒したければエロ本をもってこい!
「誰がオタクよっ!?」
「おまえ」
「私はSFちっくな格闘を見てチビったりしないわよ!」
「…………」
「エロゲーみたいに義理の家族に誘惑されたりもしないわよ!」
こいつの記憶喪失は絶対に自称だ………。
人でなしと言われてもいいから叩き出そう。