暖かい雰囲気の家族を作るため真琴の風呂に押し入った俺だったが、良好なコミュニケーションどころか逆鱗触れてしまったのだった。
「なんだよ。そんなひねた顔して」
「うーっ…祐一みたいな非常識なのといっしょに暮らしてたんじゃ、顔も歪むわよっ」
「非常識って」
お前が言うことか!
「一つ屋根の下で暮らすんなら、あれぐらいの付き合いはあっていいだろう」
「あってたまクチュンッ!」
「アルゴンクイン語か?」
うう、と真琴は地団駄を踏んだ。
「あってたまるか!ってのと、くしゃみが重なっただけようっ!」
「ちなみにアルゴンクイン語でイロコィは毒蛇、マンハッタンは丘の島を意味するんだぞ」
「誰もそんなこと聞いてないわよ!」
クチュン、と真琴はまたくしゃみをしてハナをすすった。
「湯冷めしたな。ほら、これで鼻水拭け」
「エロ本じゃないのよ!」
真琴は俺の手を払った。
「いや、それぐらいしか適当なものがなかったもんでつい」
「うう………やりたいVR訓練があったら今夜のうちにしておきなさいよっ」
格好つけて俺を指さしてみせたが、すぐまた真琴はくしゃみをした。その姿は裸でアーセナル内部(青山二丁目)を歩く雷電のようだった…。
VR訓練?読みたいエロ本ならあるんだけどな。
その後真琴が俺は部屋に侵入。少し熱があったの寝かそうとした抵抗されたので麻酔銃を脳天に一発。
そのまま部屋に寝かせて大事には至らずにすんだ。まったく…世話ばかりかかる奴だ。